2015年9月から、環境情報学部だけでなく総合政策学部でもGIGAプログラムが設置される。ICT(情報通信技術)分野に加えマネジメント・国際関係などの、より多彩な分野を英語で勉強することが可能になる。

GIGAプログラムとは?

GIGAプログラムとは核となるすべての授業が英語で行われる、学部過程プログラムである。社会や世界が直面している問題はますます複雑化している。そのような複雑な問題を発見し解決する能力が身につけられるように、技術、科学、デザイン、政策を統合した学びを提供するのが、GIGAプログラムだ。学部卒業に必要な124単位をすべて英語のみの授業で取得することもできる。

英語で学べる分野がさらに多様に!

今まではICT(情報通信技術)分野が中心であったが、総合政策学部の分野も増えることになる。環境情報学部と総合政策学部の主な研究領域は以下の通り。

環境情報学部の主な研究領域
先端情報システムの分野 インターネットシステム、基盤ソフトウェアシステム、ユビキタス情報システム、知識情報システム
先端領域デザインの分野 音響・映像デザイン、プロダクト・ファッションデザイン、空間・コミュニケーションデザイン
先端生命科学の分野 環境バイオ、バイオ医科学、ゲノム科学、システム生物学
環境デザインの分野 地球環境テクノロジー、空間情報、エコロジー・ランドスケープ、建築・都市デザイン
人間環境科学の分野 認知科学、スポーツ・スキル、人間工学、社会・心理


総合政策学部の主な研究領域
政策デザインの分野 経済・財政、政治・社会、法律・制度
社会イノベーションの分野 社会企業、ベンチャー・NPO経営、情報社会デザイン
国際戦略の分野 国際政治経済、地域戦略、ヒューマンセキュリティ、言語コミュニケーション
経営・組織の分野 経営戦略、金融・評価工学、キャリア開発
都市・地域戦略の分野 環境政策、都市・地域政策、居住・コミュニティ政策

開始当初はすべての分野の授業が英語で実施される予定ではないという。しかし、SFCがさらなるグローバルキャンパスになるのは間違いない。これからのGIGAプログラムの拡大に注目だ。