10月24日(土)-25日(日)、石川県小松総合体育館で第52回全日本トランポリン競技選手権大会が開催された。義塾器械体操部の棟朝銀河選手(環3)が出場し、個人競技においては予選準決勝敗退となったものの、シンクロナイズド競技では準優勝を収めた。

2人の息を合わせるシンクロナイズド競技

シンクロナイズド競技では、1組2人編成のチームが、並行に置かれた2台のトランポリン上で同時に同じ空中演技をして同調性などを競う。個々人の力量はもちろん、演者2人が息を合わせることも重要だ。

大会の進行、採点は?

予選では第1演技(規定演技、規定の要素を含んだ10個の技を選び連続して行う)と第2演技(自由演技、任意に10個の技を選び連続して行う)を行い、審判員によって採点された合計得点の上位者が決勝に進出する。

決勝では任意の技を10個選び、その技を連続して行う。決勝では予選の得点は加算されず、決勝演技の得点のみで争われる。

個人競技、シンクロナイズド競技ともに第1演技と第2演技を行い、演技点と難度点が採点される点は同じだが、それに加えてシンクロナイズド競技では同時性が採点される。

続くビッグトーナメント 次は世界選手権!

今大会、棟朝選手は個人競技では第一自由演技48.510点、第二自由演技58.570点予選3位で準決勝に進出したものの、準決勝では第10位という結果に終わり、決勝進出の条件である上位8名からは漏れてしまった。

シンクロナイズド競技では第一自由演技38.000点、第二自由演技48.800点、合計86.800点で予選を2位で通過。決勝では49.300点、1位の成績にはわずか2.100点及ばずの準優勝となった。

棟朝選手は10月30日(金)に行われたワールドカップ2015ポルトガル大会にも参加し、個人男子で予選において第1位の伊藤正樹選手(株式会社東栄住宅)と第3位の上山容弘選手(モンパルテ)の同じく日本代表選手2人に続き、第5位という好成績を収めたものの、決勝は各国2名までという出場制限のため、決勝進出とはならなかった。

また、棟朝選手は11月26日(木)からデンマークで行われる第31回世界トランポリン競技選手権大会にも日本代表として参加予定だ。棟朝選手の活躍を期待しよう。

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