SFCに坂茂研究会が開設(2019年 秋)

坂 茂 特別招聘教授が教授になったことを受けて、今学期より正式に坂茂研究会が開設された。当研究会は主にデザイン・災害支援・建築設計といった分野で活動する。

坂茂教授(環境情報学部)


南カルフォルニア建築大学(SCI-ARC)、クーパー・ユニオン大学に進学し、坂茂設計事務所を設立。建築家として世界各国の建築を設計している。そして、建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞。(2014年) またハーバード大学やコロンビア大学など数々の大学で教育活動を行ない、現在はSFCで教鞭を執る。

参考URL
・"坂 茂". 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) 教員プロフィール.
https://vu.sfc.keio.ac.jp/faculty_profile/cgi/f_profile.cgi?id=7d6f12a670f7a45e
・坂茂建築設計 | Shigeru Ban Architects.
www.shigerubanarchitects.com

研究会活動 これまでSFCでは小林博人研究会の一部として活動を行ってきた。そこで研究会開設以前の活動を一部紹介したい。

Bamboo Pavilion at Tongji University / 同済大学竹のパビリオン

慶応大学坂茂研究室と同済大学との共同ワークショップの様子。中国で一般的に流通している竹のフローリング材をボルトで緊結したもので、レシプロカル構造という相互依存の構造を用いたドーム。 (中国 上海市 2018年)

PPS(paper partition system) / 紙の間仕切りシステム


西日本豪雨、北海道胆振東部地震で被害に遭われた地域の避難所において、紙管と呼ばれる筒状の厚紙と布を用いて簡易の間仕切りシステムを設営した。この間仕切りシステムはPPS(paper patition system)と呼ばれており、避難者のプライバシーを守るための一助となっている。(2018年)

その他にも現在SFCに建設されたSBCドーム(教育研究発表棟1)、これから着工予定のSBCパビリオン(教育研究発表棟2)に関わるプロジェクトも進行中である。
研究会の様子 研究会の様子