土屋大洋総合政策学部長、脇田玲環境情報学部長、加藤文俊政策・メディア研究科委員長、廣田とし子湘南藤沢キャンパス事務長らは連名で22日、キャンパスの活動制限レベル3への引き上げに伴うオンライン授業への移行を発表した。活動制限レベル3への引き上げを行うのは今回が2回目となる。

緊急事態宣言に先駆けて判断

今回の引き上げは政府が25日から発表すると見られる東京都、大阪府、兵庫県、京都府に対する緊急事態宣言に先駆けた判断となった。「慶應義塾での学生の感染者数の報告件数が増えており、また変異株については若者への感染の広がりが確認」されていることを受け、「他キャンパスにくらべ、SFCは通学時間が比較的長く、できるかぎり移動を減らす」狙いがあると見られている。

レベル2からレベル3への引き上げでは、「可能な限りオンライン」や「原則としてオンライン」などとされていた講義等教育活動、学生の課外活動、学内会議が全て「オンライン」のみで行われることになる。また、学生のキャンパス入構についても研究活動で最低限のもののみが認められることになる。

すでに対面授業が始まっている学期途中での制限引き上げとなり、28日(水)までは授業によってオンキャンパスで実施する場合もあるという。30日(金)以降は全てオンラインでの実施となる。(なお、29日(木)は祝日のため授業が予定されていない)。

首都圏の感染状況でオンキャンパス授業検討予定

今回の発表も「レベル変更後2週間以内は緩和方向に再度変更してはならない」とされているため、少なくとも5月上旬まではこの制限が緩和されることはないとみられる。なお、「首都圏の感染状況の緩和がみられた時点で、改めてオンキャンパス授業の再開を検討する予定」だという。

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