11日、SFCの春学期講義シラバスが公開された。新しく導入された「授業科目ナンバリング制度(K-Number)」により、従来の講義シラバス総合検索K-Numberから検索の2つの検索システムが使えるようになった。

なお、今年度から卒業要件単位に含められるオンライン授業の上限単位数が60単位に設定されたため、授業の実施形態をしっかり確認しよう。

授業科目ナンバリング制度 必修科目がより検索しやすく

春学期から「授業科目ナンバリング制度(K-Number)」が導入され、授業のレベル・分野・実施形態が番号で確認できるようになった。シラバス検索システムの「K-Numberから検索」タブから利用できる。K-Numberの詳細は塾生サイトのこちらのページから確認できる。

新しく導入されたK-Number検索画面 新しく導入されたK-Number検索画面

これまでのシラバス総合システムとは異なる、より詳細な検索が可能となった。

なかでも、科目主番号のレベルから「学年ごとの配当レベル」項目が追加され、初めて履修を組む学生が多い1年の必修科目と4年の卒業プロジェクトや修士課程、博士課程の単位がより調べやすくなった。

なお11日現在、4年制であるSFCのシラバスには2年次や3年次、5年次以上に相当する科目と専門職学位課程配当レベル、その他の項目を選択しても科目は表示されなかった。

科目主番号のレベルから、学年別の科目を選ぶことができる 科目主番号のレベルから、学年別の科目を選ぶことができる

また、「授業区分」項目も追加されたため、実験や講義など好きな形式での授業も選びやすい形となった。

授業区分は9つの項目から検索できる 授業区分は9つの項目から検索できる

さらに90もの学問分野から検索ができるなど、K-Number導入の狙いとする「興味関心のある学問分野を検索し、体系的な学修計画に基づいた学びが可能」となった形だ。

引き続き、講義シラバス検索システムでも閲覧可能

授業シラバスはこれまで通り講義シラバス総合検索での検索もできる。

導入されたK-Numberからの検索では日本語と英語とそれ以外の言語という3つからの検索に対し、従来の総合検索は16言語から選べるほか、曜日ごとの検索等がしやすいため、併用することでより履修が組みやすくなった形だ。

元のシステムでは16言語から検索が可能 元のシステムでは16言語から検索が可能

対面授業が9割超えに 全回オンデマンド形式授業は0件

なお、学部学則の改正により、学士課程の卒業要件単位に含められるオンライン授業の上限は60単位である。60単位以上履修する場合は「自由科目」として履修申告する必要がある。ただし、この制限は2022年度以降取得単位のみ対象のため、過去2年間のコロナ禍によるオンライン授業に関しては該当しないため安心して履修設計をしてほしい。

春学期の授業実施形態は4つに区分された。詳細は以下の通り。

  1. 対面授業(主として対面授業)
    半数回以上を対面形式で行うが、一部オンライン形式で行う場合がある。
  2. オンライン授業(主としてリアルタイム形式)
    半数回以上をオンライン形式で行うが、一部対面形式で行う場合がある。
  3. オンライン授業(主としてオンデマンド形式)
    半数回以上をオンライン形式で行うが、一部対面形式で行う場合がある。
  4. オンライン授業(全回オンデマンド形式)

11日、実施形態別に春学期シラバスの件数を確認してみたところ、対面授業は1201件、オンライン授業(主としてリアルタイム形式)は109件、オンライン授業(主としてオンデマンド形式)は9件、オンライン授業(全回オンデマンド形式)は0件であった。

初めての対面授業を迎える学生も多い来学期、新しくなったシラバス検索システムを活用して新学期の履修を組んでほしい。

関連記事

関連ページ