相模鉄道は17日、ダイヤ改正を3月18日(土)に行うと発表した。同日に相鉄新横浜線および東急新横浜線が開業するのにあわせた改正で、湘南台から日吉などへ直通する列車の時刻が明らかになった。

また横浜市交通局は17日、地下鉄のダイヤ改正を3月18日に実施すると発表した。ブルーラインでは日中の運転本数が減少し、間隔が伸びる。

相鉄・東急 新横浜線が開業

SFCは東京都心から距離があり、都心から最寄りの湘南台まで50分かかるほか、三田や日吉との往復にも手間も時間もかかる。そのなかで相鉄と東急の直通は、SFC生にとって長年の悲願だった。

これまでに開業日(3月18日開業)、直通先、運賃などの情報が発表されている。詳細は以下の通り。

湘南台・日吉・三田を直通する列車も

相鉄・東急 新横浜線の開業後は、東急東横線や東急目黒線を通して都営三田線、東京メトロ南北線、東京メトロ副都心線、さらには東武東上線や埼玉高速鉄道へも直通するようになる。

相模鉄道WEBサイトより引用 相模鉄道WEBサイトより引用

このうち湘南台から新横浜や日吉方面へ向かう列車は平日1日あたり46本運行され、このうち35本が東横線の渋谷方面へ直通する。また湘南台発の列車以外にも、海老名や西谷などから新横浜に向かう列車があり、二俣川や西谷で乗り換えることが可能だ。

また、日中の時間帯には30分に1本程度、湘南台から三田線へ直通する列車があるようだ。詳細は相鉄の発表した全線の時刻表や、27日に更新されるという湘南台駅の新しい時刻表を確認してほしい。

※イメージ ※イメージ

これまで湘南台駅を発着する相鉄いずみ野線の列車はすべて横浜方面のものだったが、新横浜線の開業後は様々な行き先の列車が集まるようになる。
なかには湘南台から東武東上線の小川町まで直通する長距離の列車もあるので、乗る際には寝過ごさないよう注意しよう。

なお、湘南台駅からJR線へ直通する列車は、引き続き設定されない。

運賃は既存路線より若干高めに

運賃は以下のようになっている。なお、※を付けている運賃は2023年2月時点のもの。

  区間 IC運賃 湘南台からの合計
相鉄 湘南台-新横浜 433円
東急 新横浜-日吉 250円 683円
東急 新横浜-目黒 358円 791円
※ 都営地下鉄 目黒-三田 178円 969円

湘南台から横浜駅を経由して日吉まで行く場合の運賃は552円なので、新横浜線を使うと若干高くなってしまう。しかし忙しい朝などに直通で速く座って行くことができる点など、メリットを感じる人も多いだろう。

また、湘南台に住んでいる人にとっては新横浜まで34分で行くことができるようになり、新幹線を利用する際などに便利になるだろう。

SFCにとってのメリットは限定的か

長年の期待が叶ったかのように思われた新横浜線の開業。しかしながら所要時間の面では直通列車の少なさや日中はいずみ野線の全駅に停車することが仇となり、また運賃の面では新路線特有の加算運賃が仇となり、なかなか有効に活用できる場面が少なそうなことがわかってきた。
一方で相鉄いずみ野線については将来的な湘南台駅からSFC以西への延伸についての議論が行われており、こちらにも引き続き注目したいところだ。

ブルーラインは減便 通学利用者は注意を

また、横浜市交通局では地下鉄のダイヤ改正が行われる。

今回のダイヤ改正は、「コロナ禍で変化したお客様のご利用状況の変化に対応する」ことを目的としたもので、現行のダイヤでは日中に毎事8本程度の列車が運行されているが、これが6本程度に減便される。また、朝夕のラッシュ時の列車も減便される。

快速の運転時間が拡大 便利になるケースも

また、今回のダイヤ改正で快速列車の運転時間が平日・休日ともに1時間延長される。30分に1本しかない点には変化がなく、また湘南台と戸塚の間では前駅に停車する点も変わらないとみられるが、長時間乗る人は便利になる場合もあるだろう。

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