「UQ WiMAX SFC Flat」遂に始動

4月1日(金)から開始されたSFC生限定のWiMAXサービス「UQ WiMAX SFC Flatプラン」。以前の記事でも紹介したが、通常4,480円/月のものが2,980円/月で利用出来、また5月まではキャンペーン期間として加入月の月額利用料無料と登録料2,850円が無料になる。今回、私は実際にこのプランに申し込んでみた。

簡単手軽な申し込み

WiMAXの契約というと携帯電話の契約などに近いイメージがあるかもしれない。私の中には店舗にわざわざ出向いた上で小一時間かかるあのイメージがあった。しかし、予想に反して手続きは非常にスムーズだった。
 まず、UQ WiMAXのSFC-CNS利用者向けのページから新規申込みをクリックし申し込み開始。一番最初に機器を選ばされる。「SFCプラン同時加入特価」となっているため、機器は一番高いWi-Fiの物でも6,800円で購入することが出来る。私はiPhoneからも使う予定があったのでWi-FiタイプのAtermWM3500Rを選んだ。

次に契約者の情報が要求される。ここで注意したいのは登録できるメールアドレスがCNSのものに限るということだ。CNSアカウントをまだ入手していない新入生は登録できないことに注意したい。また、今回のプランがSFC-CNS利用者限定であるということが徹底されていることが感じられる。

支払いはクレジットカードと口座振替があり、クレジットカードの方が手続きが簡単であるされて推奨されている。私もクレジットカード払いを選んだが、この入力以外に手続きを求められなかった。
 ここまで完了すると申し込み「受付」完了のメールが送られてくる。そして、このメールに従って本人確認書類を提出すれば晴れて申し込み「手続き」完了となる。

本人確認書類は学生証が使える上に、携帯写メールの画質でも処理されたため、スキャナーを持っていない人や、パスポートなどの公的な証明証が手元にない人でも心配ない。実際に提出した画像はこれくらいの画質であったが全く問題なかった。

迅速な対応、到着

私が申し込もうと思い立ったのが4月5日(火)の深夜。翌々日の7日(木)の深夜には発送完了の連絡が届き、その更に翌日8日(金)の午前中には手元に到着した。この間約2日ちょっとであり、店舗にはもちろん、クレジットカードを使ってしまえば銀行や郵便ポストにすら行く必要がなかった。オンラインですべての手続が済んでしまうあたりがSFC向けプランであるなと思った。
 届いてからのセットアップも煩雑なものはなく、説明書に従っていけば30分ぐらいで完了。すぐに接続することができた。

実際に使ってみて感じたこと

申し込む前に不安であったのはエリアの問題。いくら3Gより太い回線であってもエリアが狭すぎて繋がらないところが多すぎては使えない。
 ただその不安は今の所ほとんど問題もない。藤沢市内で繋がらなかったことは今のところなく、東海道線の上では移動中は若干苦しいものの駅にいれば戸塚でも品川でも高速インターネットを実現してくれる。湘南台から見た都会である横浜市内や慶應三田キャンパスでももちろん問題なく使用できた。
 入手してからの一週間、唯一私が行ったところで圏外であったのは辻堂の海岸沿い近辺(辻堂南部球場)だけであった。通常使用する分には問題ないが、SoftBank3Gよりカバーエリアは劣るかもしれない。
 速度に関しては申し分ない。湘南台で私が使っているWi-FiタイプのAtermWM3500Rを用いて測定してみると下りで7M前後を計測。この速度ならYouTubeなどの動画を見ることも可能だ。

スマートフォンとの共存、親和性

私が契約する前、エリア以外にもう一つ不安であったのがスマートフォン(iPhone)との住み分けである。3G回線があれば調べ物はそれでもできるので、結局WiMAXが不要になってしまわないかという懸念である。
 ただ、使ってみるとその心配は杞憂であった。やはり、PCとWiMAXでネットに接続できると速度はもちろん、iPhoneの小さい画面より大分便利であると感じる。ちょっと使いたいときはiPhone、がっつり使いたいときはPCとWiMAXという共存が成立した。
 また、この二つは住み分けて共存するだけではなかった。iPhoneをWiMAXの回線につなげるという技を使えば、この二つは親和してくれる。Wi-Fiがないと速度的に苦しい、ニコニコ生放送やUstream、justinなどのライブ動画系アプリがWiMAXのおかげでいつでもどこでも見れるようになる。iPhoneがポータブルTV化した感覚だ。iPhoneとWiMAX両方があるからできるようになったことである。

「SFC生はどこにいたって、SFC生」

この2,980円/月でつなぎ放題になる「UQ WiMAX SFC Flatプラン」の尽力者である中村修環境情報学部教授はSFC CLIPの取材に対し、「SFC生はどこにいたって、SFC生なのだから太い回線をモバイルしてほしい」と語られた。まだまだ私も使いこなし切れてはいないかもしれないが、この太い回線が3,000円で持てるのはとてもありがたい。何かもっと有益な使い方があるのでは、とわくわくする。このSFCだけの特権プラン、登録料無料になるのは5月一杯までなので、入るなら今ですよ!