MacOS Xの最新バージョン、10.8 Mountain Lionがリリースされました。Macユーザが多いSFC生は気になってしまうはず。3月からMacユーザとなった私も早速アップデート。気になる新機能も、CNSのサービス等も利用可能か試してみました。

アップデートはAppStoreから

MacをSnow LeopardからLionにアップデートされた方はご存知の通り、最近のMac OS XはアップデートをAppStore経由で行います。アプリをダウンロードする感覚と同様にMountain Lionをダウンロード、インストールウィザードがはじまります。

Mountain Lionインストールウィザードインストールウィザード

ここからウィザードに従ってインストール。再起動を何回か行って30分くらいでインストールは完了します。私が行った際には特に問題なくインストールが進みました。

OSXバージョン表示バージョン10.8の”OSX”

デスクトップは大きな変更はなく、ぱっと見たところLionと変化も感じません。

気になる新機能は?

今回のアップデートで、気になる新機能もいくつか追加されました。詳しくのっているWEBサイトはたくさんあると思いますので、簡単に説明。私が気になった機能は通知センターとTwitter連携機能です。

通知センターとツイート機能トラックパッドのスワイプで画面右端に現れる通知センター

通知センターにはメールや予定表の通知を表示することができるようです。また、Twitterアカウントと連携させれば、いつでもすぐにつぶやけます。Twitter好きな方は見逃せない機能かもしれません。

CNSの各種サービスは?

Lionのアップデート時には、CNSのプリンターの利用が難しかったりと少し対応していないサービスもありました。今回のアップデートについて、独自に確認してみました。

(おことわり) 以下は記事公開時に私が実機で確認した結果です。コンピュータによっては異なる結果になる可能性があります。いかなる問題が発生した場合にも私及び弊部は一切責任を負いかねます。アップデート後の利用については自己責任でお願い致します。

1,無線LAN
 設定画面を見てみましたが、Lionと大きな変更は見当たりませんでした。今までの設定と同様にすれば設定できました。起動した直後、通常は自動的に接続されますが心なしか不安定に感じられます。
2,印刷関連
 今回はすでに印刷の設定済みのLionをアップデートしました。印刷を利用しようとすると、認証が必要とエラーが出てしまい利用できません。一度プリンターの設定を削除し、再度設定しました。設定時にはCNSガイド2011を参考に、URLだけでなくログイン名とパスワードを含めて設定したところ、印刷データを送信する事は可能でした。しかしながら、日本語の印刷時にエラーが出てしまうことが多く、まだまだ調整が必要なようです。一度ログアウトして再度印刷するとパスワードを尋ねられるので、その際には印刷で使うログイン名とパスワードを入力して記憶させました。
 ただし、改めてプリンタドライバをダウンロードして開こうとすると、なぜかインストーラが起動しない場合もありました。再起動した所、インストールできましたがLionの間にインストールしておいたほうがよいかもしれません。
3,アンチウイルスソフト
 keio.jpで提供されているアンチウイルスソフト、ESET Smart Security/ESET Cybersecurityも再インストールしてみました。再度インストールする際に、バージョンについて警告はでましたが、問題なく再インストール可能でした。

待ってみる? 使っちゃう?

以上のように試したところ、私の場合は、アップデートで大きな問題こそ見受けられないものの、細かい部分でエラーが出てしまうようです。特に印刷については相性や状況を細かく把握しないと快適には使えないようです。また、使っているうちに問題が起きたり、今回の検証以外の部分でCNSサービスとの相性が悪かったりする可能性もあります。しっかりした対応状況は近いうちに湘南藤沢ITCから公表されるでしょう。それまでは安心とは言い切れません。

IPP印刷印刷もまだまだ安定しないようです

とはいえ、最新OSと聞けばうずうずしてしまうのもSFC生のココロ! 真っ先に使っちゃう? それともゆっくり待ってみる? それはあなた、次第です。