19日(日)、20日(月)はいよいよSFCの入学試験。受験生の皆様が、悔いなく受験に望めることを祈っております。思い返せば3年前、浪人の可能性もある中臨んだSFC入試。きっと受験生の皆様も、色々な心境を持ったまま臨まれると思いますが、ちょっと自分なりに受験について色々書いてみました。直前ですが……。

現実味を帯びる浪人、でも諦めない

SFC入試の前、慶應理工の入試を受けた後、「ああ…これは落ちたな」と合否を確認するまでもなく分かりました。その時は、ほぼ全ての大学で不合格、浪人の二文字が現実味を帯びてきました。しかし、その窮地に追い込まれたことが、火事場の馬鹿力を発揮する切っ掛けになったように思います。もうダメだと諦めることなく、高校の友人らに励まされつつ、直前まで必死に対策をしました。
 SFC以外全て不合格でも、SFC入試の特殊性、つまり「論文」の存在が希望の光となっていました。この論文、過去問を見れば分かりますが、入試論文の中でもとても特殊な部類に入ると思います。だから、今までの入試結果を気にせず、諦めずに取り組めば、SFCに受かる可能性は十分にあります。もし、これまでの受験がうまくいかず、諦めかけている人がこれを読んでいるならば、諦めずに、ここで踏ん張ってみてください。

受験当日、準備のすすめ

さて、諦めずに立ち上がり、受験に備えます。筆記用具や受験票、会場までの交通費など、一通り必要なものは各人そろえていると思います。また当日の立ち振る舞いは様々だと思いますが…もし余裕があれば以下のことを試してみませんか?

・「トイレ」を考えた会場到着時刻を決める。

これは、自分が受験の時や今の就活で実践していることです。到着予定時刻は色々考えがあると思いますが、試験開始時刻は午前中、つまりトイレに行きたくなる時間帯です。家に出る前に全て済ませられればいいのですが、緊張していたり、出なかったりした場合、会場へ向かう道中や会場で便意をもよおす可能性があります。それなのに時間に余裕がないと、焦ってしまい便が出なかったり、トイレがそもそも見つからないなんてことになるかもしれません。なので、「トイレ」という要素を行動計画に盛り込んでみてはいかがでしょうか?

・とにかく験担ぎをしてみる

受験は気から、というわけでとにかく験担ぎをしてポジティブな気持ちにしてみるという試み。もうなんでもいいので、
目に入ったもの、行動、思考、とにかく験担ぎをしてみませんか? 例えば「今日はバスの前のほうに座ったからきっといい点数だ。」とか
「この受験会場の試験監督かっこいいからきっと受かったな」とかどうでしょう?

・テンションを上げていく

受験は気から、その2です。音楽でも考え事でも運動でもいいので、とにかくテンションを上げまくってみる。特に受験会場までの道のりで、音楽を聞きながらテンションを上げていくのはお勧め。ただし、テンションを上げすぎて変な人になったり、それに夢中になって試験に取り組めない、という本末転倒にならないよう注意。

・会場を満喫してみる

試験会場はSFCではありません。SFC生は入学式以外ほとんど在学中は来る機会がない日吉、三田です。せっかく来たので、SFC生にはあまり縁のないキャンパスを満喫して試験に臨んでみましょう。ただし、試験開始時間には要注意。

・試験を楽しむ

試験はたった一度、年に1回しかありません。この日に向けて様々な準備をしてきたと思います。その性で緊張している人もいるかもしれません。しかし、せっかく長い間かけてしてきた勉強の成果を発揮する時です。自分の実力を試せる、SFCに向けて自分を発信できる場所です。緊張しているなら一度落ち着いて、ぜひ試験を楽しんでみてください。他大学の試験とは全く違う未知の世界がそこにはあります。楽しんだ人はきっと合格することができるはずです。事実、自分はそうでした。問題を、試験時間を楽しんで、階上から出てくる時には笑顔で入れると最高です。
一生懸命、頑張ってきてください! SFCで皆様に会えることを楽しみにしています。