借りたものは返す。こんな当然のこともできない人が世の中にはいます。私です。私はメディアセンターで借りた資料の返却をし忘れてしまいました。延滞をするとどうなるのか、ここに記したいと思います。

(無題)

事前に知らせてくれる

私が延滞した本は 平子義雄「公共性のパラドックス」世界思想社 です。延滞したのは皮肉にも公共精神を説く本でした。この本を待っていた方、申し訳ありませんでした。
 返却期限は2011年12月26日でした。返却期限の5日前12月21日に<<返却期限日のお知らせ>>という件名のメールが来ます。この時点で私は「期限延長はなるべくギリギリにやろう」と思いました。5日後、スッカリ忘れていました。物覚えに自信の無い人は、欲を張らず、このメールが来たらすぐに期限延長をするのが吉かもしれません。

1日10円の延滞金がかかります

そして、27日、つまり返却期限の翌日には親切に<<資料返却期限超過のお知らせ>>が来ます。このメールは朝8時50分に来ていますが、気がついたのは大学から帰ってからでした。メールにはこうあります。『以下の資料の返却期限日が過ぎています。至急、メディアセンターまでご返却ください。返却期限日を過ぎると1冊につき1日10円の延滞金がかかります。(休館日も含む)』



(休館日も含む)

(無題)

さあここからが地獄です。12月28日-1月5日は休館です。すなわち、本が返せません。これに気づいたとき、「ばか!」とか「あほ!」とかメールに対して言いました。正直イラっとしたのです。でも、ばかなのは私の方です。私は前にレンタルビデオショップでアルバイトをしていました。延滞料金を怒るお客様がいると「貴方が悪いのでしょう」と思っていました。お客様の気持ちが分かりました。額は些細なものですが、延滞料金というのは非常に苛立ちます。絶対にすべきでありません。
 その後、12月30日、1月5日にもメールが来ました。「休んでるのはそっちだろ!」と思いました。悪いのは私です。

支払い

「公共性のパラッドクス」を手にいざメディアセンターへ。料金の支払い等はどう行われるのでしょうか。支払いと共に司書さんにいくつかインタビューしてみました。
Q冬休みのような長期休暇の間も延滞料金がかかってしまうのですが?
はい
Q延滞している間は次の本は借りられますか?
借りられます
Q延滞が続くと利用停止になりますか?
いきなり利用停止にはなりません。事前に連絡がいきます。ただし、あまりに延滞が長い場合や、その本に次の予約がある場合などはこちらからアクションをとることがあります。
Q延滞料金支払いを怒る人もいますか?
大概はいませんね(笑)

借りたものは返す

借りたものは返す。当たり前です。小学生だって分かります。それを大学生ができないだなんて話になりません。「公共性のパラドックス」にもありました。「1日ぐらいなら良いだろう」などと勝手にルールの線引きを動かしてはいけないのです。延滞は人に迷惑をかけるし、自分はイラっとするし百害あって一理無しです。
 8日-10日もメディアセンターは休館です。私のようなミスを犯さないように今一度、確認してみて下さい。(余談ですが、1月10日が休みなのは福澤先生の誕生日だからです。そして、私栂雄治の誕生日です。余談でした。)