今学期から政策・メディア研究科修士課程に在籍しているアナウンサーの永井美奈子氏(35)が、24日(木)にΘ館で講演を行った。「戦後日本外交論(草野厚教授担当)」の授業の一部として行われたもので、SFCに入学するまでの経緯を13年間にわたるアナウンサー経験をまじえて語り、満員のΘ館を沸かせた。


 演題は「私がSFCに入った理由」。多チャンネル/ブロードバンド化の進行にともなって地上波テレビの黄金時代が終焉を迎えつつある現在、地上波放送は"ゼロからのスタート"を切ろうとしていると指摘し、学問としてメディアを専攻する決心をしたと語った。加えて、様々な分野に点在しているリソースを俯瞰することが必要であると指摘し、それが可能な環境が整っているSFCを「地上波は、どうすれば生き残るか?」という研究テーマで志望したことを明かした。
 永井氏は現在「アナウンサー」「学生」「主婦」「母親(妊娠5ヶ月)」の「4足のわらじ」をはいており、体調と相談しながらの通学になりそうだ。