第34回七夕祭のテーマとロゴが2月24日に発表された。今回のテーマは「さあ、」。湘南学祭実行委員会広報局長の兼子友花さん(総2)とデザイン局長の仙田向日葵さん(環2)、そして2局を束ねる戦略部長の小田島真由さん(総2)にテーマへの想いや七夕祭への意気込みを伺った。

「さあ、」に続く言葉を見つけてほしいという想い

今回発表されたテーマ「さあ、」には読点が入り、続きを想像させる。七夕祭当日は、自由に「さあ、」に続く言葉を見つけてほしいという思いが込められているという。

「さあ、」というテーマに決定 「さあ、」というテーマに決定

仙田さんは「昨年が3年ぶりの対面開催ということで、七夕祭に関わる人全員の熱量がとても高かったように感じました。浴衣を着ている方や地域の子供達が笑顔でSFCのお祭りを楽しんでいる姿に、SFCを代表するお祭りとしての誇らしさを感じました!」と振り返った。

また、委員全体で持つ共通のコンセプトを幹部役員で決定した際に「アフターコロナが当たり前となった今、七夕祭というお祭りも今年を新たなスタートとして、これから大きく広がって行くというイメージが生まれた」(仙田さん)と話した。

また、テーマに添えられた文字には「だれもが」という言葉が繰り返されている。
広報局長の兼子さんは「『だれもが』という言葉の対象は、来場者の方々だけでなく参加団体や地域の方々、そして、当委員会に所属する全員」を指すと話した。

「だれもが」という言葉が3度使われている 「だれもが」という言葉が3度使われている

「私たちは七夕祭全体をより活気づけるために、まずは委員会内で一人一人が自身の持てる力を最大限発揮できる環境を作る必要があると考えました。学年や委員会の所属年数関係なく、『さあ、やってみようよ』とそれぞれが主人公であるかのようにアイデアや力を集め、そうして作り上げられる七夕祭を来場者や関係者の方々に届けることで、『さあ、自分も』と皆さまを主人公として勇気づけられれば」(兼子さん)とテーマに込めた想いを伝えてくれた。

「誰にでも親しみを持ってもらえるロゴに」

今回のロゴには「さあ、」という本祭テーマが紙飛行機に乗っている。「人の手で折られたもの」である紙飛行機を七夕祭に重ね、委員一人一人が想いを込めて丁寧に作り上げたものを表している。

ロゴには4つの特徴が(Instagramより引用) ロゴには4つの特徴が(Instagramより引用)

また、紙飛行機の下には水滴も描かれており、これまでのもどかしさや苦い思い出から生まれた悔し涙のようなものを描いているという。

デザイン局長の仙田さんは「やはりロゴは七夕祭全体の印象を左右するものだと思うので、誰にとっても親しみやすくありながらシンボルともなるよう、色使いやオブジェクトの配置にはこだわるのが大変でよく悩みました」と話しながら「人々の想いのこもった紙飛行機や道・スタートラインをモチーフとして選ぶことを決めました」(仙田さん)と今回のモチーフへの経緯を教えてくれた。

5月にもサイト公開か 「よりパワーアップした七夕祭を」

2021年度から「秋祭」と融合したため、今年のSFCの祭事はこの七夕祭だけになるからこそ、これからの動向にも注目が集まる。なお、サイト公開は5月を予定しているという。

戦略部長の小田島さんは昨年について「七夕祭を開催するにあたって、改めて教職員の方々並びに参加団体の皆様、そして地域の方々のご協力無しにはなし得なかったことであると強く感じました」と改めて振り返った。

その上で、「オンライン開催やハイブリッド開催を経て、今年度はより一層パワーアップした七夕祭を創り上げてまいります。多くの方々に愛される七夕祭を目指して、委員一同精一杯尽力いたしますので、皆様のご来場を心よりお待ちしております」と意気込みを語ってくれた。

「地域密着」の祭りとしても、より一層羽ばたく七夕祭がいまから楽しみだ。

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