2010年、SFCは創設20周年を迎える。SFC CLIPでは、2008年より記念企画として新たな連載を始める。「SFCらしさの伝道」をテーマに掲げ、現役のSFC生に限らず、教職員を始め、卒業生や職員などSFCに関わる方々に広く参加してもらう予定である。
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SFC CLIP編集委員 山本恵太
「SFCらしさ」とは何だろう。思い返せば、「Welcome CLIP」はそんな問いから始まった企画だった。あれから3年が経ち、いつの間にか僕は「SFCらしさ」にこだわらないようになっていた。「堕落論」で有名な坂口安吾は、その著書「日本文化私観」で、桂離宮から日本を発見した建築家ブルーノ・タウトを批判した。その批判は単純明快なもので、「タウトは日本を発見しなければならなかったが、我々は日本を発見するまでもなく、現に日本人なのだ」というものであった。そう、まさに僕はSFC生であり、「SFCらしさ」を発見する必要がなくなってしまっていたのだ。
しかしながら、「SFCらしさ」を知りたいと思っている人は決して少なくないはずである。特に受験生にとっては「SFCとは何か」という問いが切実な問題だろう。僕もAO入試を受験していた頃は、SFCに関することを検索したり、会ったこともないSFC生のブログを読んだりもした。また、受験生だけでなく社会からも「SFCらしさ」が問われている。創成期を担った卒業生たちは、いま社会の中枢へと活躍の場を広げている。それを偏差値や就職率、転職率などの「噂」で邪魔するのはいただけない。卒業生たちはいま社会でどのように活躍しているのか。それを少しでも見ることが出来ればと思う。SFCで学んだことはどのように活かされているのだろうか。
日本人がそれぞれ日本人らしさを持ち合わせているように、SFC生やSFCで働く教職員は(過去形も含め)それぞれが「SFCらしさ」を持ち合わせている。これからその一つ一つの「SFCらしさ」を紐解いていこう。
第1回目は2008年1月11日(金)から始まります。お楽しみに!!
