23日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた関東大学ラグビー対抗戦で、慶応ラグビー部は早稲田に54対21で敗退。全勝を賭けた試合だっただけに無念の敗北となったが、SFC生の活躍もみられた。田中豪人(総4)さんは前半3回のPGの成功に加え後半もGKを決めるなど、今回の試合における慶應の得点の大半を入れた。また、山本英児(環4)さんは、瓜生靖治(環4)さんのアシストで ゴール中央にトライを決めた。


 全試合終えた慶応は6勝1敗。総トライ数で早稲田に負けているので、仮に12月2日の試合で明治が早稲田に勝利しても、慶応の三連覇は無い。
  上田監督のコメントによれば、早稲田の太田尾、山下といったキーマンに余裕を持たせる展開としてしまったディフェンスシステムや、早稲田が11月3日の日体大戦以後十分な時間をかけ慶應の明治、帝京戦を分析するなどして試合に備え、肝心な場面でマイボールを獲得できない状態になってしまったことが試合に大きな影響を与えてしまったようである。前半の大量失点やチーム内の特定の強い選手に依存する状態など課題は多い。
 慶早戦の通算成績を早大の54勝19敗5分けとし、対抗戦グループでの連勝を20で止めることとなってしまった今回の試合結果を受け、28日(水)から選手たちは練習を再開している。次の試合は12月8日14時から、対戦相手はYC&ACでYC&ACグラウンドで行われる予定だ。