13日(日)に投開票された、神奈川県議会議員選挙で、佐藤知一氏(総4)が、民主党候補として出馬したが、落選した。当選は、得票順に堀江則之氏(自民)、小林常良氏(自民)、山本裕子氏(神奈川ネット)の3氏。佐藤氏の得票は、山本裕子氏に続き、4番目。また、県議選の投票率は48.65%(男47.1%、女50.24%)で過去最低だった前回(46.41%)よりも2.24%上回った。


 SFC CLIP編集部の取材に対し佐藤氏は以下のようにコメントを寄せた。
「今回の統一地方選挙県議会議員選挙は、本当に多くの人々の助けを借りて、乗り切ることができました。他の陣営から比べれば、「おままごと」の様な選対でしたが、対等に戦うことができました。結果は、8325票(得票率12.5%)をいただきましたが、3位当選の山本ゆう子候補(神奈川ネットワーク運動)の9678票(得票率14.5%)に1300票程届かず、次点に終わりました」。 

今回、選挙に臨み感じたことは?

私たちのような若い世代が、これからの社会に責任を持っていかなければならないという大きな期待を感じました。多くの学生たちも主体的に政治にコミットして、共にこれからの社会を考えていってもらえるようになるともっと、うれしいのですが。

結果について

数日前に出た予備調査では、まさに当落線上で、追い上げていた感じだったのですが、思うように票が出ませんでした。厚木地区の投票率が40.82%と神奈川県下で最悪だったことも悔やまれます。社会全体に政治に対しての諦め感が漂っているのではないかと、少し残念です。塾内外でも、SFC CLIPのように応援していただける人もいれば、(私から見れば)つまらないことにこだわって、若者のやる気を削ぐ様な大人もたくさん存在しています。私のように物事に挑戦しようとするとそういった人たちが、出てきますが、塾生たちには、こうした声に負けないで、果敢にチャレンジしていってほしいと思います。

今後について

今後につきましては、支援者や民主党16区、県連の方達と良く話し合いながら、決めていくつもりです。水曜日より、これまで1年8ヶ月毎日続けてきた、朝の駅頭立ちも再開しました。駅やキャンパスなどで見かけられましたら、お気軽に声をかけて下さい。
厚木市の選挙結果(定数3)
当 21,598 堀江則之 自民 現
当 17,131 小林常良 自民 新
当 9,678  山本裕子 神ネ 新
  8,325  佐藤知一 民主 新
  6,220  内海光雄 無所 新
  3,597  半田竹美 共産 新
(確定得票)
【佐藤知一(さとう・ともかず)氏】
 1970年厚木市生まれ。高校卒業後、ニュージーランドへ渡航し、少林寺拳法指導員として1年半過ごし、調理師 (板前さん)となり10年間を過ごす。厚木市議会議員選挙に出馬、2000年総合政策学部入学。2000年度SFCAWARD受賞、スリランカにおけるNGO活動(学校設立、運営)で2001年度塾長奨励賞受賞。