SFC Incubation Village (SIV)が、初の全塾規模のビジネスアイディアコンテストを開催する。


 これは、実現可能性に特化して評価するビジネスプランコンテストよりも、気軽に「起業」に触れることや、「何気ないアイディア」が表彰されるコンテストを設けることで、義塾全体のアントレプレナーシップ向上に貢献することを目的としている。実際に、A4の用紙一枚程度にビジネスアイディアをまとめ、それをメールで送るだけという簡単な方法で参加できる。ただし、応募締め切りは今月20日(水)と迫っている。詳しくは下記のURLを参照のこと。
 SIV(代表:國領二郎環境情報学部教授、副代表:村井純環境情報学部教授)は慶應義塾大学の研究コンソーシアムとして2002年4月に発足。これまでは起業家を対象とした支援活動やインキュベーションに関する基礎調査を主な活動として展開してきたが、今年度より「教育」、「インキュベーション」、「研究」を3本柱として、活動の幅を広げている。今回のコンテストもSIVが主催する3つのコンテストの1つで未来のインキュベータを育てるための「教育」を目的としているところが特徴だ。
 SIVが主催するコンテストも「アイデアコンテスト」、「エクゼクティブサマリコンテスト」、「ビジネスプランコンテスト」の三段階でステップアップするよう仕掛けられており、参加者は「日頃のひらめき」から本格的なビジネスプラン作成までを学ぶ機会が与えられることになる。今回の「ビジネスアイディアコンテスト2004」は未来のインキュベータを育てる第1歩として位置づけられている。