20日(火)、横浜アリーナで2005Jリーグアウォーズの発表が行われ、今シーズンのJリーグにおけるベストイレブンが発表された。この中で、セレッソ大阪で34試合全てにフル出場したGKの吉田宗弘さん(97年環卒)も選出。プロ9年目での快挙となった。


 吉田さんは1974年生まれで大阪府出身。学生時代は体育会サッカー部に所属し、卒業後すぐに柏レイソルに入団。ガンバ大阪を経て、今年からセレッソ大阪に所属している。今季はレギュラーを任され、安定したセービングを披露してセレッソ大阪の好成績にも大きく貢献した。
 今シーズンのセレッソ大阪は、リーグで3番目に失点が少ないという堅守で後半戦に大躍進を果たした。最終節に優勝を目前としながら引き分けてしまい5位に沈んだが、昨シーズンの残留争いからのチーム改革が身を結んだ形だ。吉田さんは34試合3,060分に渡ってゴールマウスに立ち、40失点で防御率は1.18。ちなみに日本代表の川口能活は1.13である。
 Jリーグベストイレブンには、選考委員会により11人の選手がJ1の18クラブからが選ばれる。事前に発表された30人の優秀選手の中から選出される形式をとっており、吉田さんは都築龍太(浦和レッズ)、土肥洋一(FC東京)を抑えての初受賞となった。