29日(月)、神奈川県は今後の県内の交通網の整備に関する方向性を示した「かながわ交通計画」を発表した。計画では、これまで構想路線であった相鉄線の延伸計画が、計画路線に格上げされ、慶応大学駅開設の概要が具体化してきた。


 県では、県西部の寒川町倉見と平塚市をツインシティと位置づけ、新幹線駅の誘致を目指している。この計画の中で、相鉄いずみ野線の湘南台駅から新たに開設される新幹線駅への延伸が構想区間から計画区間に格上げされたことで、その路線内にある慶応大学駅の開設も事業化に向けた具体的な検討がなされることになった。
 一方、これまで計画路線になりながらも、その後計画の白紙化や見直しが行われた路線も多くあり、慶応大学駅開設をめぐる今後の動向は未だ不透明だ。