秋学期に向け、λ18と、メディアセンターの一部のWindowsマシンが「Mac Pro」に置き換えられ、「Final Cut Studio 2」が導入されることがわかった。この他にも、メディアセンターの貸し出し用ビデオカメラに、記録媒体としてSDカードが利用できる新機種が導入されるなど、映像編集機材が大幅に変更される。


 導入される機材・ソフトウェアは下記の通り(機材/導入場所)。
・Apple Mac Pro/λ18、メディアセンター(ワンストップPCなどをのぞく)
・SDカードリーダ/上記と同じ
・Final Cut Studio 2/上記と同じ
・ブルーレイディスクドライブ/メディアセンター(クリエイティブルーム内の一部)
・DV/HDVデッキ/λ18(約半数台分)、メディアセンター(クリエイティブルーム内の一部)
・Premiere、Flip4Mac/メディアセンター(クリエイティブルーム内の一部)
・iVIS HF S10(デジタルビデオカメラ)/メディアセンター(AVコンサルタントの貸し出し機材)
 メディアセンターの一部PCにはブルーレイディスクドライブが付属され、またλ18の約半数にはDV/HDVデッキが付属される。さらに、SDカードに記録するタイプのビデオカメラがメディアセンターに導入されるため、すべてにSDカードリーダが付属される。
 今回の機材置き換えは映像編集環境の改善が目的。導入される機材について、ITC担当者は「3-4年後を見越して選定した」と説明しており、映像のハイビジョン化やテープレス化の流れに対応したものとなっている。
 また機材の選定については、λ18を使用する教員や映像制作が専門分野の教員から意見を聞き取り協議したとのこと。協議の中では、まず「Final Cut Studio 2」の導入が決まり、それを受けて「Mac Pro」が選定されたという。結果的に、SFCの映像編集環境はWindowsからMacへと大幅な転換が図られることになった。
 メディアセンターのクリエイティブルーム内の一部PCには「Adobe premiere」や「Flip4Mac」がインストールされ、既存のシステムで作成したデータを引き続き処理できるよう配慮がなされている。またメディアセンターでは、今後ビデオ編集セミナーの開催などを予定しており、利用者へのフォローを行っていくとしている。
 置き換えに伴い、λ18の閉鎖が9月上旬から3週間程度予定されている。ITCは9月1日にメディアサーバの置き換えも予定しており、データのバックアップを行うよう促している。担当者は「今後もマナーを守って、適切に機材を利用してほしい」と呼びかけている。