俳句と言えば季語が重要なことは言うまでもありません。春は桜餅や草餅、鶯餅など定番ものがある上に雛祭りやお彼岸があり、これらは季語となっています。東海道で売られていた菓子などを俳句の目で少しお話します。


善行雑学大学
第128回講座のご案内
主催:善行雑学大学
後援:藤沢市教育委員会
日時: 2010年1月17日(日)14:00-16:00
会場: 善行公民館ホール
テーマ:『お菓子俳句ろん』
講師: 田村広次氏(和菓子研究家、俳人、御菓子司 清月 3代目当主)
 俳句と言えば季語が重要なことは言うまでもありません。春は桜餅や草餅、鶯餅など定番ものがある上に雛祭りやお彼岸があり、これらは季語となっています。また夏は涼感を与えるよう工夫された菓子が多く、ラムネなどの甘味飲料と共に季語の数では四季の中で一位です。秋は逆に果物が圧勝して菓子は栗蒸羊羹など僅か、冬や新年も多くはありません。
 日本の菓子は室町末期の南蛮菓子の渡来に加えて江戸時代の安定期に劇的な進歩を遂げました。この時に俳諧も生れ育って来ています。松尾芭蕉には餅や食の句が多いですが、大先輩の松永貞徳に「花よりも団子屋ありて帰る雁」(犬子集1633年)があり団子の諺も古いものです。
 後半、東海道で売られていた菓子などを俳句の目で少しお話します。井原西鶴が八百屋お七の中で書いた米(よね)饅頭は八代将軍吉宗の頃には鶴見名物として知られ「初旅のまず鶴見から喰いはじめ」(武玉川1758年)と東海道の名物1号でした。
果してどこまで行けますか。
お問合わせ先
宮田英夫 TEL:0466-82-0517
※会員以外の一般の方は資料代他として400円が必要となります
当日、抽選で50名の方に鶴見名物の「饅頭」を1個づつ差し上げます。

《次回 第129回講座のご案内》
日時: 2010年2月21日(日)14:00-16:00
会場: 善行公民館ホール
テーマ:『松下政経塾』について
講師:佐野尚見氏(松下政経塾塾長)

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