14日(土)、東京六大学野球春のリーグ戦が開幕する。開幕カードの法政戦を前に、義塾野球部は期待の1年生2名をベンチ入りメンバーに加えた。


 東京六大学野球は早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、東京大学、立教大学によって行われる、現存する最も古い大学野球リーグである。毎年春のリーグ戦と、秋のリーグ戦が行われる。リーグは総当り制で、先に2勝したチームが勝ち点を得る。
 義塾は昨年、春のリーグ戦で優勝したものの、秋のリーグ戦で5位に沈んだ。
 今年こそ春秋連覇を狙いたい義塾だが、昨年まで4番を務めてきた打撃の中心、伊藤隼太選手(12年環卒)がこの春卒業した。そこで高校野球界を沸かせた左右の1年生大砲に打線の起爆剤としての期待がかかる。
 右の大砲は、昨夏の甲子園大会で優勝した日本大学第三高等学校(以下、日大三高)の4番、横尾俊健選手(総1)。ポジションは三塁で、豪快な打撃が持ち味。高校通算58本塁打を誇り、高校日本代表でも4番に座った。
 左の大砲は、慶應義塾高等学校(以下、慶應高)の谷田成吾選手(商1)。慶應高入学直後からレギュラーとして定着し、3年では主将を務めた。ポジションは外野だが、一塁と三塁も守れる。甲子園出場経験は無いものの、高校通算77本塁打。
 伊藤選手が抜けたものの、2人合せて135本塁打の新人が加わり、打線に勢いが付きそうだ。なお、背番号は横尾選手が33、谷田選手が34。
 対する早稲田には横尾選手とともに夏の甲子園を制した右腕・吉永健太朗投手が入学。順当にベンチ入りを果たした。早稲田は3年の横山貴明投手、2年の有原航平投手、髙梨雄平投手と神宮のマウンドを経験している投手が多く、強力な投手陣になりそうだ。
 義塾野球部の試合日程は以下の通り。
 4月14日(土)・15日(日)法政大学戦
 4月28日(土)・29日(日)明治大学戦
 5月5日(土)・6日(日)東京大学戦
 5月19日(土)・20日(日)立教大学戦
 6月2日(土)・3日(日)早稲田大学戦(慶早戦)
 戦力が拮抗する今年はきっと応援の力が勝敗を左右することになるだろう。是非応援に駆けつけて、声援を送ろう。