湘南藤沢学会では、『KEIO SFC JOURNAL』への投稿論文の募集を行っています。


 湘南藤沢学会では、SFCにおける学術研究の成果を発表する学術論文誌『KEIO SFC JOURNAL』を刊行しております。今回、Vol.12 No.2(2013年3月発行予定)として、『学びのための環境デザイン』という特集テーマで、論文を募集します。
 なお、自由論題への投稿につきましても、下記要領で常時受け付けしておりますので、ぜひご投稿ください。
●特集号テーマ: 『学びのための環境デザイン』
●特集号の概要:
高齢化社会、小中学校における学級崩壊、大震災や自然災害に伴うコミュニティ破壊など、様々な問題を抱える現代社会において、"学び"の環境をデザインすることは、各個人の生活や社会コミュニティ全般に渡る諸問題を直接/間接的な解決に導く鍵のひとつであろう。
 
 本特集では、
・授業における教師/生徒の関係性のデザイン
・授業における生徒同士の協調学習
・スポーツ/音楽/芸術/デザインにおける身体スキルの学習
・スポーツにおけるコーチング
・会話やコミュニケーションのスキル獲得
・生活における感性や自分らしさを開拓する学び
・地域コミュニティの価値の発見やコミュニティ意識の形成
など、"学び"のプロセスを広義にとらえている。
 何をもって"学び"とみなすか? 本特集では以下の二点が存在することと考えている。即ち、世界や対象(学び手自身の身体や性格も含む)をみる際に新たな着眼点/視点/変数を得ること、及び、見出した着眼点/視点/変数に新たな問題意識を醸成することの2つである。これにより、学校教育における授業だけでなく、身体技の獲得、感性や自分らしさの開拓、コミュニティ意識の形成など、多様なドメインにおける人間/社会活動を"学び"のプロセスと捉えることができる。領域横断的に"学び"を捉え議論することは、自分の頭と身体で考え、問題を発見し、それを解決できる人材教育が求められている社会において、学問領域が為すべき貢献であろう。
 本特集は、"学び"を促すための環境デザインに関する研究を研究領域横断的に募集する。