政策・メディア研究科の金正勲氏に厳重注意
17日(火)、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科は、同科所属の金正勲氏が著作等に使用した経歴が不正確であったことを研究科として確認し、厳重注意を行ったと発表した。
(おことわり)
SFC CLIPの記事では本来、「金正勲政策・メディア研究科特任准教授」もしくは「金正勲准教授」と表記いたしますが、経歴・肩書きに関する問題のため、この記事では「金正勲氏」に表記を統一いたします。
当該問題に関して政策・メディア研究科は調査委員会を設置し、6月から7月にかけて調査を行われた。調査では金正勲氏本人へのヒアリングも実施されたとのこと。
不正確であったと認定されたのは、(1)「政策・メディア研究科特任准教授」の「特任」を省略した点(2)海外における経歴の一部に社会通念的に不適切な部分があった点の2点である。
ただし、(2)に関して、「ハーバード大学客員教授」「インディアナ大学博士課程修了」「欧州連合標準化戦略専門委員」「オックスフォード大学上席研究員」のいずれに不適切な点があったかは公表されていない。故意であったかも不明。
なお、厳重注意は17日、徳田英幸政策・メディア研究科委員長名義の文書にて行われた。