慶應義塾大学SFC研究所は9月28日、SFC Open Research Forum 2021の開催概要について一般向けに発表した。今回も昨年度に引き続きオンラインでの開催となる。

テーマは「Re: cross」 Liveイベントも用意

今年度のテーマは「Re: cross」。展示内容については公式サイト上では「EXHIBITION、セッションというSFCらしい個性的な研究発表企画に加え、ライブ配信企画も予定して」いるとされている。詳細は以下のとおり。

テーマ 「Re: cross」
日程 11月19日(金)-11月30日(火)
LIVEイベント 11月23日(火・祝)
会場 オンライン(無料・事前登録不要)
主催 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
URL 後日公開

実地開催以上の価値を生み出せるか

ORFはSFC研究所の「研究成果を社会へ還元することは我々に課せられた重要な社会責任の一端である」という考えに基づき、1996年より開催されてきた。2011年以降は例年六本木にある東京ミッドタウンを会場としており、一般来場者からSFC生、SFC志望の高校生なども含めた数多くの来場者で賑わっていた。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、ORF史上初のオンライン開催となった。このなかで「卒業生有志主催による同窓生企画」として著名な卒業生を集めて開催された「超鴨池祭」は非常に大きな反響を集めた一方、肝心の研究展示に関しては配信形式や閲覧数、来場者からのフィードバックが得られなかった点などについて不満の声が数多く聞かれた。

今年のORFは2回目のオンライン開催となるだけに、研究成果を発表する場として前回よりもより良いものとなることを期待したい。

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