善行雑学大学で第166回講座が行われます。テーマは『忘れられた人・親日米国大使 ジョセフ・グルー』です。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。


・日時: 2013年3月17日(日) 14:00-16:00

・会場: 善行公民館ホール

・テーマ: 『忘れられた人・親日米国大使 ジョセフ・グルー』

・講師: 堀井 功氏(元東京銀行常務取締役)

 ジョセフ・グルーは1932(昭和7)年から1942年までの10年間アメリカ大使として滞日、1942年8月の交換連絡船で米国に帰国した。その間、かつての名門ゴルフコースで藤沢市善行地域に在った「藤澤カントリー倶楽部」の会員として過し、記録によると1933年10月1日から毎年米国大使賞牌の競技が行われ、何と最後の賞牌競技は米国と開戦前日の1941(昭和16)年12月7日に開催されていた。米国に帰国したグルーは、ハル国務長官の顧問として全米を回り日本について250回を超える講演を行ったが、日本軍部への激しい嫌悪、平和愛好的国民の存在、皇室に対する尊敬を骨子とする講演は親日的にも聞こえ物議を起こした。グルーは1944年5月に国務省に戻り極東部長、そして12月には次官に昇進し実質的に外交の責任者となる。1945年になり日本の敗戦が濃厚となった時、日本を愛するグルーは日本の焦土化を避けるため、ソ連の参戦、原爆投下前の戦争終結を考え、日本が降伏を受諾する条件として「天皇制の存続」を認める案を作成し強い反対の中、政府内を必死に奔走した。結果として、日本に発信されたポツダム宣言は玉虫色の表現となり、この解釈を巡り日本は受諾までに日時を要し、その間にソ連が参戦、原爆投下となったが、「聖断」によってポツダム宣言を受諾、戦争は終結した。

天皇制は象徴天皇として残り、今日日本国民の中に深く根付いている。



・お問合わせ先

宮田英夫 TEL: 0466-82-0517

※会員以外の一般の方は資料代他として400円が必要となります。

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《次回 第167回講座のご案内》

・日時: 2013年4月21日(日) 14:00-16:00

・会場: 善行公民館ホール

・テーマ: 仮『土木のアポロ計画“東京湾アクアライン" 実現までの軌跡』

・講師: 内田 恵之助氏(元東京湾横断道路(株)専務取締役)

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