9月26日-27日、SFCの1,2年生を対象にして2014年度新カリキュラム履修説明会が行われた。2013年度春学期の学業成績表郵送時に、すでに新カリキュラム導入についての予告はされていたが、今回の履修説明会ではより詳細な内容が在学生向けに発表された。


 θ館で行われた説明会には、両日とも100名ほどの学生が参加。加藤文俊環境情報学部教授が壇上に立ち、2007年以来7年ぶりとなる新カリキュラムの変更点などについて語った。




新カリキュラムでの在学生への大きな影響はなし

 新カリキュラムは2014年4月以降に入学した学生が対象だ。在学生には従来のカリキュラムがそのまま適用されるため、進級要件・卒業要件にも基本的に変更はない。ただし、2018年度以降は入学年度に関わらず、すべての学生に新カリキュラムが適用される。
 科目名についても、在学生に対しては変更はない。しかし、同一科目でも2014年度以降に入学する学生には、別の科目名となって表示される場合もあるという。科目名を混同してしまわないよう、注意が必要だ。


新入生の言語必修化やプログラミング4単位科目の休講…従来のカリキュラムとの変更点は?


 次年度以降は、現行の「総合政策学の創造」「環境情報学の創造」の授業が開講されない予定だ。そのため、今年度中に上記いずれかの単位を取得していない学部生は、2014年度以降の新カリキュラムではその科目を履修申告した上で、「総合政策学」 「環境情報学」の2つの科目(各1単位)の両方に出席する必要がある。

 言語コミュニケーション科目は、両学部ともに新入生は同科目が必修となる。また、一部科目は特設科目として開講され、従来未設置であったマレー・インドネシア語ベーシック2、アラビア語ベーシック2が開講される予定だ。

 プログラミング科目について、「論理思考とプログラミング」を除く4単位の科目は2014年度以降休講し、2単位に再編された科目を複数履修して進級・卒業要件を満たすことになる。また、「論理思考とプログラミング」が2015年度以降開講されるかは未定だ。

 新カリキュラムで新たに開講される科目は、一部科目を除いて在学生は「特設科目」として履修可能である。ただしこれまでに取得した特設科目の単位と合わせて、20単位までしか進級・卒業に必要な単位に含めることはできない。
 その他、新入生に対しては現行のナレッジスキル科目が「データサイエンス科目」として再編されるが、ウェルネス科目、研究会、研究プロジェクトについての変更は行われない予定だ。


これまで以上に計画的な履修を

 在学生の4年生への進級要件に変更はないが、新カリキュラム導入を受け、言語コミュニケーション科目の履修者増加が見込まれる。また、「論理思考とプログラミング」が2015年度以降開講未定であることから、それぞれ早めの履修が推奨されている。後から進級要件で困らないよう、より長期的な履修計画を立てよう。
 
 また、今回の説明会で発表された内容は暫定的なものであり、今後大きな変更が行われる可能性がある。SFC CLIPでは、今後も新カリキュラムに関する情報が入り次第、お伝えする予定だ。