4月3日(金)、総合芸術サークルARTPIAが小規模文化系サークルの合同説明会をラムダ23教室で開催する。11団体がブースを出展。興味のあるサークルが出展している人はもちろん、どのサークルに入るか迷っている新入生はぜひ訪れてみよう。

公式Webサイトより

説明会はブース形式で行われ、ブース内は自由に出入りができる。全部で11のサークルが参加し、それぞれの魅力を発信する。詳細は以下の通り。
 

小文化サークル大合同説明会 概要
主催 総合芸術サークルARTPIA
日時 4月3日(金) 13:00-17:30
場所 λ(ラムダ)23教室
対象 全学生

「SFCには個性的でおもしろい団体がたくさん」主催者 小山峻さんの思い

大々的に複数のサークルが合同で新歓イベントを行う試みは初めてだ。なぜこのような企画が生まれたのか。主催団体である総合芸術サークルARTPIAの代表、小山峻さん(総2)にお話を伺った。
 

— なぜ合同説明会をを開催しようと思ったのですか。

新歓期にどんなに良いお店を予約しても、どんなにおもしろい企画を練っても、少人数や新設の団体は、そもそも存在自体を知ってもらえません。だから、まず新入生に認知してもらい、ほかのサークルと平等なスタートラインに立ちたいと思ったんです。それがこの小文化サークル大合同説明会を開催しようと思った理由の一つです。

それから、自分の経験上、新歓期は授業に関するガイダンスがあったり、人によってはアルバイトや一人暮らしの手続きがあったりして、結構忙しい新入生が多いんです。そうこうしている間に、授業も始まってしまいます。そうやって時間が経っていくと、新しく別のサークルに顔を出そうという気にならなくなるんですよね。
 振り返れば私自身も結局、サークルは3つか4つくらいしか回れませんでした。

でも、大学には自分の思っている以上に個性的でおもしろいサークルがあるし、そこには個性的でおもしろい人間がいる。そういったサークルや人々に、一瞬でも直接関わってみることには、大学生活を豊潤にしていく上で大きな意味があると思うんです。
 今回の企画で仲良くなった人たちも、やってることも考えていることも刺激的な人ばかりだった。もっと早くから知り合いたかったと少し悔やみました。小文化サークル大合同説明会には、そういった私の経験と無念も反映されています(笑)。
 

— 開催までに大変だったことはありますか?

自分たちが「小」文化サークルだと自覚している団体が果たしているのか、ということと、「あなたのところは『小』文化サークルですよね」と最終的に確認することになるのが怖かったですね。でも、募集をかけたら思った以上に集まりました。
 

— 今回のイベントの特徴や見どころを教えてください。

本当に個性的な団体が揃っています。話を聞いているうちに、私も入りたくなった団体がいくつかあったほどです。でも、募集をかける前は、全くその存在を知らなかった。「サークルの掘り出し物市」とも言えるかもしれません。

また、ブース形式になっているので、昼休みやガイダンスの空き時間など、好きなときに訪れて、見たいものだけ見ることができる点も特徴の一つです。

何より最大の特徴は、一度に11団体と接することができることでしょう。先ほど述べた通り、4月中は自分で思っているほどサークルを回ることはできません。この説明会を活用して、「入ろうと思っているサークル」の分母を一気に増やしてほしいです。

合同説明会の参加団体は、それぞれ個別で新歓イベントを用意しているので、興味のある団体に出会ったら、よければそちらにも足を運んでみてください。
 

— 新入生にメッセージをお願いします。

「自分の大学生活はこうなるんだろうな」と思っていた大学生像から、良くも悪くも全く違うベクトルに進んでしまうのが大学生活というものです。SFCならなおさらでしょう。そんな予想外の展開を迎えたときに、手元にある選択肢のカードは、なるべく多い方が良い。サークルも例外ではありません。

すぐに入れとは言いません。大規模サークルに入ってから数か月経って、もし大人数で活動することに疲れたら、この説明会で見たサークルを思い出してください。入るのはそのときでも遅くありません。

まずは足を運んでください。個性豊かな11の小さき者たちが、あなたをお待ちしております。自虐的すぎますかね(笑)。
 

— ありがとうございました。

記者自身も新歓期には一人暮らしの準備や奨学金の手続きなどに時間を取られ、あまり多くのサークルを訪れることができなかった。新歓期に個別にサークルを訪れる時間がないという人は、ぜひこの説明会に参加してみてはいかがだろう。