徳田・村井合同研究プロジェクトより、新規履修者募集のお知らせです。

徳田・村井合同研究プロジェクトでは、初回授業にて新規履修者向けの説明・アカウント作成・各種設定などを行います。

  • 日程: 9月24日(木)
  • 時間: 14:45- 18:00
     徳田英幸研究室・村井純研究室・楠本博之研究室・中村修研究室・高汐一紀研究室・ロドニー バンミーター研究室・植原啓介研究室・三次仁研究室・中澤仁研究室・武田圭史研究室の履修を希望する方は必ずご参加ください。
     また、履修に関する詳細はこちらもご覧ください。

徳田・村井合同研究プロジェクトは、正式には「徳田・村井・楠本・中村・高汐・バンミーター・植原・三次・中澤・武田合同研究プロジェクト」であり、10名の教員が合同で開いている研究室です。その研究内容はインターネットやユビキタスコンピューティングを中心として多岐にわたっています。
 本研究室ではいくつかのKGと呼ばれる研究グループに分かれ、それぞれが個性的な研究活動を行っています。ここで、各KGの研究内容について簡単にご紹介します。なお、より詳細な研究内容については各KGにお問い合わせください。

ARCH (http://arch.sfc.wide.ad.jp/)

インターネットに関する数多くのプロトコルや規格が提案・標準化されてきました。これらの技術を集結することにより、インターネットはユーザの多様なニーズに対応してきました。現在、次世代インターネットの基盤技術として、大容量データ伝送を実現するラムダネットワークや、携帯電話やPDA等の移動体がインターネットへの接続性を常時確保するためのプロトコルに注目が集まっています。今後、これらの技術が利用されることで、インターネットは多様な技術が集結することでより複雑化することが予想されます。こうしたネットワークを構築・運用していくためには個々の技術に関する知識だけでなく、複雑化したネットワークをシンプルに捉える能力が必要となります。Internet Architecture KGはインターネットアーキテクチャの理解を深めるとともに、次世代のインターネットアーキテクチャの提案・構築・運用を行います。

AUTO-ID (http://www.autoidlab.jp/)

物流、製造、生産などの産業分野ではモノと情報システムの連携による自動化、つまりオートメーションが進行しています。近年では家庭内でも省電力、安心安全、経済化を狙ったモノや出来事の情報化が始まろうとしています。モノからの情報収集、モノへの情報伝達を安心・確実に行うためには無線技術を代表とする様々なネットワークアクセス技術を適切に使いわけること、モノの機能性能をネットワーク側の機能で補うこと、既存のインターネットと親和性を持つアプリケーションインターフェイスを提供することが重要です。本KGでは、こうしたモノのインターネットを実現するための技術および制度・サービスの研究開発を行います。
 本KGはAuto-IDラボラトリの日本拠点としても活動します。高い研究成果をあげた学生は、国内外での学会発表、日中韓のAuto-IDラボラトリワークショップなどで発表するとともに、産学官連携プロジェクト、企業からの委託研究のチームリーダとして活動し、実践的な経験を積むことができます。

BIANCO (http://www.sfc.wide.ad.jp/bianco/)

ブロードキャストメディアの特性を考慮したIPネットワーク基盤の研究開発のほか、放送サービスとインターネット技術を融合させた新しいサービスのビジネスモデル・社会的コンセンサスの醸成に取り組んでいます。
(www.sfc.wide.ad.jp/bianco より)

CPSF (http://www.ht.sfc.keio.ac.jp/cpsf/)

私たちは、Cybet-Physical Systemをキーワードとして研究を進めているKGです。研究分野は、実空間の出来事をコンピュータが認識するための「コンテキスト解析技術」やマウスやキーボード,ディスプレイに変わる新たなインターフェイスを創造する「次世代インターフェイス」、仮想世界の内部に閉じている電子情報を実空間に具現させる「情報可視化技術」です。携帯端末やセンサネットワーク,Webマッシュアップ,分散システムを利用したアプリケーションの研究開発にも力を入れています。

KUMO

Kumoプロジェクトでは、Web技術を中心としたアプリケーションレイヤ技術を起点とし、次世代のインターネットアプリケーションと、その実現技術についてレイヤ横断的に研究を行っています。具体的な研究領域としては、Web Architecture, Web Applications, Web of Things, Trust Framework, Webやインターネットにおけるポリシーなどをスコープとして取り組んでおり、この分野に興味のある学生を常時募集しております。

Kumo project aims to research a Next-Generation’s Internet Application and its implementation technology from a perspective of an application-layer technology mainly Web technology with cross-layering method. In particular, we’re working on following areas such as Web Architecture, Web Applications, Web of Things, Trust Framework, Policy in Web and Internet.
We will welcome newcomers who are interested in our field at any time.

Life-Cloud (http://www.ht.sfc.keio.ac.jp/life-cloud/)

スマートフォンなどのウェアラブル端末の普及に伴い、より簡単に自分の行動を記録できるようになってきています。しかし,様々なライフログシステムが現在普及していますが,人の一日の全行動は一部しか解析できていません.また、ライフログは、医療や社会調査など様々な分野に応用でき、さらに膨大なデータの保管・管理方法やその利用など様々な技術的な課題もあります。Life Cloud では,ライフログを研究の軸として、1. 人の全ての行動の検知、2. 検知した大量のデータの保存・管理、3. データの応用方法 について研究を行っていきます.

LINK (http://www.ht.sfc.keio.ac.jp/link/)

私たちの使う全てのものが、現実空間と情報空間のLinkとなるというこのビジョンの実現には非常に多くの技術的課題が残されています。例えば、どうやって全てのものと通信を行うのか、様々な種類のデータやアクチュエータをどのように検索するのか、プライバシーやセキュリティをどのように確保するのか、などがその代表的な例です。Linkにはセンサネットワークのプロトコルから、アプリケーション層におけるミドルウェア技術などの研究を通じて、ビジョンの実現にむけて必要な要素技術や、想定される問題を解決するためのシステムの研究開発を行っています。

MEMSYS (http://memsys.ht.sfc.keio.ac.jp/)

スマートフォンやセンサネットワークの普及に伴い、サイバーフィジカル・コンピューティングや、ユビキタスコンピューティングを対象とした研究が注目されています。MEMSYSは、これらの未来のコンピューティングの実現に向けて必要な、技術的課題や理論的な問題の解決に取り組んでいます。実装だけにとどまらずに、ベースとなる理論を大切にしており、プロトコルやオペレーティングシステム、アルゴリズムといった幅広い基盤技術について研究開発を行っています。

NECO (http://neco-lab.com)

「インターネットのある社会」が当たり前になった現在、「インターネットを研究するということ」は「未来の《社会》をどう作っていくのか」を考えるということにつながります。そのためには、多様な《研究》や《人》が繋がり、協働することが望ましく、慶應SFCはまさにその理想を体現している環境であると考えています。
 私たちは、Networking & Collaboration を繰り返しながら、より良い社会を創っていくための仕掛けを提案し、実践していきます。

Sociable Robots

“Making Robots more Sociable”,ミュンヘン工科大学 Gordon Cheng 教授の言葉です。人とロボット、ロボット同士のインタラクションにおいて、ロボットに求められる「社会性」とはどのようなものでしょうか。このプロジェクトでは、周囲の状況と相手の情動を感覚として理解し、どのような表情で相手に向き合うかを、ロボットの立場でデザインしています。ユビキタス情報空間、新たな人(身体)のカタチ、ソーシャブルなロボットたち、そしてそれらが三位一体となったインタラクションを一緒に作っていきましょう。

そのほかのKG