春の早慶アメフト K14-31Wで義塾敗北 またもや雪辱ならず
4月29日(土)に駒沢陸上競技場で第65回早慶アメリカンフットボール対校戦が行われた。試合結果はK14-31Wでユニコーンズは敗北。昨年度に引き続き、またもや雪辱を果たすことならず、春の早慶戦3連敗を喫してしまった。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
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義塾 | 6 | 0 | 8 | 0 | 14 |
早稲田 | 0 | 7 | 7 | 17 | 31 |
いきなりの大チャンス! 連続フィールドゴールで上々のスタート
春の早慶戦は2連敗中なものの、咋秋のリーグ戦ではK21-14Wで勝利し、関東TOPリーグを2位で終えるなど好調だったユニコーンズ。今試合で連敗の流れを断ち切ることに期待が掛かる。
早稲田の攻撃から始まった今試合、好スタートを切ったのは義塾だった。まず早稲田が4thダウンでスナップキャッチをミスして、敵陣20ydsの好地点から攻守交代。早稲田の反則によりさらにゴールに近づき、敵陣5ydsからのリスタートと、いきなりの大チャンスが転がり込んできた。タッチダウンは決められなかったものの、フィールドゴールをしっかりと決めて、K3-0Wと先制に成功する。その後、義塾の3度目のシリーズから40ydsを超えるフィールドゴールを沈めて、K6-0Wとさらにリードを広げることに成功。早稲田の攻撃の途中で第2Qに突入した。
ピンチを救う好プレー! 逆転許すも良い流れで後半へ
第2Qに入るといきなりの反撃を受けてしまう義塾。第1Qから続く早稲田の攻撃でロングパスを通されてしまいタッチダウンを決められると、ポイント・アフター・タッチダウン(以下、PAT)で1点を追加されて、K6-7Wと逆転されてしまう。
何度かの攻守交代を繰り返したのち、残り時間もわずかというタイミングで義塾は再びピンチを迎えた。早稲田にあっという間に自陣まで攻め込まれてしまうと、タッチダウンを狙ったロングパスが放たれる。しかし追加点は許さない。DB岩間勇樹選手(商4)が素晴らしい読みでパスをインターセプトし、大ピンチを救った。義塾の攻撃は1プレーのみで終了したが、後半での逆転に期待が持てる流れでハーフタイムに入ることができた。
取られたら取り返す! 意地の反撃を見せる義塾
ハーフタイムを挟んだ第3Q、前半終了時の良い流れのままにスコアをひっくり返したい義塾だが、先に得点したのは早稲田だった。ラン、ラン、ラン。力強く突き進む早稲田のランプレーを止められない。結局、80ydsを走り切られてタッチダウンを許すと、PATも成功してK6-14W、リードを広げられてしまう。
しかし、義塾もここのままでは引き下がれない。子気味よくパスが繋がると、敵陣前でもパスを成功させて、タッチダウンを決める。注目のPAT、1点では追いつけない義塾は一か八かの勝負に出ると、ギャンブルは見事に成功。2ポイント・コンバージョンで2点を獲得して、すぐさまK14-14Wと追いついた。
止められないラン 祈りも届かず 義塾完敗
しかし均衡は続かない。第4Qに突入後も、QBスクランブルも織り交ぜながらランプレー中心で攻める早稲田。結局、QBスクランブルでタッチダウンを決められると、きっちりとPATも成功されて、K14-21Wとリードを許してしまう。
再び追いつきたい義塾だが、オフェンスが噛み合わずに簡単に攻撃権を手放してしまう。続く早稲田の攻撃でも、ラン中心でくる早稲田をどうしても止められず危機にさらされる。敵陣からのロングゲインによるタッチダウンは、早稲田が反則を取られてリスタートになり事なきを得たものの、安心したのも束の間、結局ドライブを止めることはできず、タッチダウンを決められてしまい、K14-28Wと突き放されてしまった。
残り時間4分、2TD差をひっくり返したい義塾だが、インターセプトからフィールドゴールによるダメ押しの追加点を決められてしまい、さらに状況は悪くなるばかり。
なんとか一矢報いたい義塾はヘイルメリーパスでタッチダウンを狙う。しかし祈りは届くことなく、敢え無く早稲田にインターセプトされてしまった。もはや時間はなく、早稲田の1プレーを挟んで試合終了。最終スコアはK14-31Wと完敗を喫した。
これで第63回、第64回に引き続き、春の早慶戦3連敗を喫してしまった義塾。兎にも角にもランを全く止められなかったことでランへ意識が持っていかれてしまい、パスも止められずやりたい放題されてしまった印象だ。とはいえ、前半終了間際のインターセプトやリードされてからすぐに2ポイントコンバージョンを成功させて追いつくなど、祝日にも関わらず詰め掛けた塾生・塾員を沸かせる場面も見られた。今試合で得られた教訓を生かして、まずは残りの春季リーグ戦での活躍、そして秋季リーグ戦での雪辱を期待したい。