全塾協議会は31日、臨時会を開き應援指導部に対する処分を決定した。これにより、リーダー部は解散となり、應援指導部自体も3月31日までの活動停止が全塾協議会として確定した。

処分にはリーダー部の解散、応援指導部の交付金減額も

今回決定した処分は以下のとおりだ。

  1. リーダー部は、解散とする。
  2. 旧リーダー部の全ての構成員は、今後の應援指導部の以下の活動に一切関わらない。
    一 応援活動
    二 練習
    三 合宿を含む宿泊活動
  3. 吹奏楽団とチアリーディング部を含めた應援指導部内の全ての組織は、旧リーダー部の組織と関係を絶ち、それぞれの組織を刷新して今後の活動を行う。
    應援指導部内の全ての組織に対して、旧リーダー部の組織又はそれが蘇ったものと全塾協議会によって見なされた組織と今後関わった場合、全塾協議会は解散も選択肢とする厳正な処分を行う。
  4. 全塾協議会は、旧リーダー部の構成員の2項で定める活動への参加を部分的又は全面的に認めた場合、2項を部分的又は全面的に破棄できる。
  5. 應援指導部は、2020年3月31日まで活動停止とする。
  6. 全塾協議会は、應援指導部から提出された組織の再建案を元に、2020年6月30日まで活動停止期間を延長するか判断する。
  7. 應援指導部の2020年度交付金交付額は、3,805,000円から、固定費等の分の855,000円に減額する。

應援指導部はこれまで内部にリーダー部、吹奏楽団、チアリーディング部といった複数の組織を設ける構図をとってきたが、これにより再編成を余儀なくされるだろう。

全塾「時間をかけて再建案を」

この処分で全塾協議会は、今年度に複数の不祥事が報じられた應援指導部に対し、組織だけでなくその構成員個人の活動も制限する強い姿勢を見せたことになる。

また、処分の終了について、全塾協議会は「部内の意思統一も図れていないと思われ、時間をかけて細かい問題点を見つけ、再建案を練る必要がある」とし、應援指導部から提出される再建案によっては活動停止を延長する姿勢だ。

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