脇田玲環境情報学部長は25日、新型コロナウイルス感染症へのSFCの対応状況や今後の見通しについてコメントを発表した。脇田学部長のメッセージは、週に1回程度のペースでメッセージを発信していく、と伝えた先週に引き続き、今学期は2度目となる。本文はこちらから全文を確認できる。

来学期の授業形態 検討始まる

今学期のオンキャンパス授業への復帰見込みなどについては明言を避けつつも、ワクチン接種が進む現状を「当初の予定に近づきつつある」と分析した。
来学期については「感染状況がある程度緩和していることを前提に、オンライン(ライブ)、オンライン(オンデマンド)、オンキャンパスの三種類のハイブリッド形式を想定しながら議論しています」とSFCの執行部が授業形態を検討していることを明かした。なお、授業形態は「感染状況によって変更する可能性もあります」とあり、先行きは不透明だ。

学生の活動を2つ取り上げ 「冷静に現状を見つめる態度を」

脇田学部長は学生に対し、「このような時にこそ科学的な思考を働かせて、冷静に現状を見つめる態度をとってほしい」と伝えた。また、そんな「コロナ禍における独立自尊、自我作古のあり方」として、2つの学生の取り組みを紹介した。

1つ目には、有志の学部生による「COVID-19によるSFC生の被害状況および大学の対応への満足度調査」の実施を取り上げた。学生の経済状況、メンタルヘルス、授業運営への要望などを伝えた取り組みに、「今後の大学運営に有益な情報をSFC執行部にインプットしてくれました」と感謝を述べていた。

また2つ目には、山辺真幸さん(政メ)によるワクチン接種をプログレスバーとして表示するサイトを紹介した。「他国との比較も可能で、このような可視化を通して、マスメディアでは報じられることのない、日本のリアルな現状を把握することができます」と伝え、改めて学生自ら情報を取捨選択しながら把握し、伝えていくことの重要性を伝えた。

関連記事

関連ページ