8月26日、慶應義塾ワクチン接種事務局は慶應義塾新型コロナワクチン職域接種において、異物混入リスクが否定できないとされる「対象ロットのワクチンを使用していたこと」を発表した。

対象のロットのワクチンは「3004667」というロットで、8月18日15時50分頃から8月25日にかけて使用していたという。なお、当会場使用ワクチンについて目視での異物混入は確認されていないとした。

接種ワクチンのロット番号は接種記録書(2回目欄のシール)で確認できるため、SNS上でも該当ワクチンを摂取したという報告がいくつも寄せられていた。なお「武田薬品工業株式会社によると、これまでに対象ロットの異物混入に関して安全性上の懸念に関する報告はない」という。詳細はこちらから確認できる。

【9/17 更新】 厚労省発表受け、当該ロット回収を発表

厚生労働省は1日、ワクチンの一部ロットにおける異物混入に係る調査結果について「混入した異物は、製造機器の破片(ステンレス)であること」、また当該ロットについては「2日から回収する予定」と発表していた。

これを受けて2日、慶應義塾ワクチン接種事務局は「ワクチンモデルナの異物混入に関して、8月26日に発表された第1報のとおり、異物混入リスクが否定できないとされる対象ロットのワクチンは、慶應義塾の接種会場において、使用停止の措置」を発表した。なお、現在は接種は終了しており、今のところ問題は発表されていない。

また8月30日時点で、同事務局は「慶應義塾の接種会場では、当該ロット(沖縄県: 3005293、群馬県: 3005236)のワクチンは使用していないこと」「慶應義塾では、ワクチンに異物の混入がないことを目視で確認したうえで接種を実施」も報告していた。

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