今年は寒い影響で長く見頃が続いていると言われる、桜。SFC周辺で気軽に行ける、混雑しすぎない花見スポットも数多くある。今回は私が自転車で巡ってきた様子をお送りする。なお取材日は2019年4月5日-6日。

引地川の桜並木

湘南台駅からバスに乗り、坂を下ると川沿い見える見事な桜並木。駅からも近いので訪れたことのある人も多いだろう。引地川にそって南北1km以上にわたって桜を楽しむことができる。特におすすめなのは「カメラのキタムラ 藤沢湘南台店」(地図)裏手にある橋。上流方向を望むと高層マンションを背景に桜が咲き誇る。

なお、周辺は住宅街であり西岸には遊歩道があるものの東岸は狭い生活道路になっている。大声で騒ぐのはもちろん、周りの迷惑にならないよう心がけよう。


今年の”サークルガイド”のモデルにもなったであろう並木 今年の”サークルガイド”のモデルにもなったであろう並木

湘南台公園

湘南台駅東口からすぐの場所にある、湘南台公園も桜が咲いているほかビオラのような草花も咲き誇っている。隣には様々なドラマなどのロケ地としても知られる湘南台文化センターがある。地図


境川遊水地公園

残念ながら取材時には葉桜になってしまっていたが、湘南台から東に行ったところにある境川遊水地公園地図
にも桜並木がある。この公園には菜の花が咲いていたほか、野鳥観察やサイクリングコースの拠点としても使われている。バスの場合は「元木」停留所が近い。
取材時には葉桜になってしまっていた 取材時には葉桜になってしまっていた
吊橋「鷺舞橋」がシンボル 吊橋「鷺舞橋」がシンボル

大庭城址公園

中世から城として使われていた大庭城址地図が公園として整備され、多くの桜が咲き誇っている。公園の中ということもあり、シートを広げて花見を楽しむ家族やグループが多かった。バスでのアクセスはSFCから辻堂行きで「大庭小学校」または湘南台から「北の台」下車。自転車で行くには骨の折れる距離だった。

引地川親水公園

「北の台」で降りた東側、大庭城址から大地を下りたところにある「引地川親水公園」地図は今回一番印象的だった。800mの散策路を覆うように、手の届くような高さまで桜が咲き誇る様子はまさに「桜のトンネル」。お洒落なカフェや屋台はないものの、個人的には落ち着けるのどかな雰囲気で目黒川や上野公園よりも楽しめたと感じる。
なお、大庭城址公園や引地川親水公園には駐車場が用意されていたものの取材時(土曜日)には常に純ばち状態となっていた。なるべくバスなどで訪れたほうが良いだろう。

この他にも各所の小さな公園や学校敷地などにも桜が咲き誇り、春を彩っている。花が散ってしまう前に、みなさんもぜひ身近な場所での花見を楽しんでいただきたい。