山本純一研究会が運営するメキシコ産珈琲のフェアトレードプロジェクト「マヤビニック・ジャパン」が生豆販売を本格的に開始した。


 フェアトレードとは投機的な傾向が強く天候に左右されやすい珈琲豆を、直接取引きすることで、市場価格に左右されずに維持し、生産者の自立を支援しようという試み。
 山本純一研究会は、メキシコを中心とする南北問題及びフェアトレードについての研究を中心に行って来たが、有志学生と珈琲専門商社であるアタカ通商の協力によって、03年4月よりマヤビニック・ジャパンとして本格的な実践活動をしている。
 8月20日(金)、メキシコのチアパス州から6.9トンの生豆が横浜港本牧へ到着し、喫茶店、自家焙煎店への販売は8月26日(木)から始まっている。個人でもアタカ通商を通じて購入することが可能。小分け20キロからだが、生豆を共同購入すれば、自家焙煎に挑戦することもできる。
8月20日、猛暑の横浜港本牧へマヤビニック豆を積んだコンテナが到着した。約2週間の航海を経てメキシコから日本へ運ばれてきた。

ベルトコンベアによって運び出された生豆は、倉庫に保管される前に重量や傷、温度など厳しい検査を受ける。

mayavinicのロゴ入り麻袋はなかなか素敵なデザインだ。この袋に69キロの生豆が入っている。この袋は大量に豆を購入した焙煎店への特典としても利用される。

マヤビニック・ジャパンのメンバーと豆保管担当、川西倉庫のみなさん。

焙煎された茶色の珈琲豆しか知らない人もいるかもしれない。生豆はこんなに、クリーム色や緑色をしているのだ。