本館前バス停からμ棟群へ抜ける新たな道が設けられた。以前からテニスコートや研究室への短絡路として利用されていたルートを整備したもので、林を安心して通り抜けられるようになった。だが本館側は横断歩道に接続されておらず、安全性が懸念される。

敷設された道は、降車用の本館前バス停脇の「ミネルバの翼」付近を起点とし、林の中に階段状の区間を経て、DNPハウスとDoCoMoハウスの間に到達する20m程度の区間。全線に緑色のパネルが敷かれている。これまでも多くの学生が行き来していたが、地面が剥き出しで、雨の日は滑りやすい状態だった。
 SFC事務室によると、学生から要望があったわけではなく、雨水の排水の問題で設置したとのこと。μ棟の研究室に所属する学生からは「急に設置された」「雨の後でも歩きやすい」「夜は真っ暗になるので道を外れなくて済む」「何年も前から学生が使っているのに設置が遅い」などの意見が挙がった。

今後はこれまでに増して利用者が出ることになるが、多くの学生がα館前の横断歩道まで迂回せず、この道の延長戦上でメビウスリングの車道を横断することが予想される。道路脇の植え込みを踏み均した部分を学生が通り抜けているため、安全面・美観面に課題を残す。
 車道はバス停前後の直線区間なので、歩行者・自動車双方の注意が必要となり、今後の改善が望まれる。

また、Σ館屋外の生協食堂へ向かう階段に手すりが設けられた。雨天時に転倒した学生がいたため設置されたもの。今後、滑りにくいタイルへの交換も計画されている。