今年も六本木ヒルズで開催されるSFC Open Research Forum 2008。21日(金)からの一般公開に先立ち、20日(木)にはプレス・招待客向けのプレビューが行われた。SFC CLIPでは、会場の様子を一般公開より一足先にお届けする。


 20日(木)、ORFの会場となる六本木ヒルズ内のアカデミーヒルズ40では、プレス・招待客向けに記者会見やオープニングセレモニーなどが行われ、展示ブースを見学できる時間も設けられた。

ブース ブース

例年通りのブース展示。展示数は年々増えているという。今年も様々な作品・ポスターが集まった。

中高からの出展

今年はSFC中高からの出展も。

スーツケース・デモ

スーツケース・デモ。出展者がスーツケースに研究成果を収め、会場内を動き回ってデモを行う。

会場内の様子

21日(金)-22日(土)の期間中には、これらの展示に加えて様々なセッションが開催される。
 20日(木)のオープニングセレモニーでは、中村修実行委員長による挨拶やテーマである「clash of eXtremes」についての解説が行われ、「スーツケース・デモ」や、セッション後にパネリストと直接議論が出来る場を提供する「アフタートーク」といった今年独自の見どころについての紹介が行われた。
 セレモニーに続き、オープニングセッションが行われ、古川亨メディアデザイン研究科教授、夏野剛政策・メディア研究科特別招聘教授、國領二郎SFC研究所所長が登壇。まずは國領所長が、「clash of eXtremes」に込められた意味などについて語った後、夏野特別招聘教授と古川教授がそれぞれ"eXtreme"をテーマに語った。

セッション

夏野特別招聘教授は、経営や商品・サービス開発においても、平均値のサービスを提供するのではなく、その企業の限界値="eXtreme"で何が提供出来るかまで考えないと生き残っていけない時代になりつつあると語った。
 また古川教授は、SFCは"extreme"な研究や技術がたくさんある宝の山だとした上で、こうした研究の社会に向けての広報・アピールの仕方についての甘さを指摘。研究と社会を繋ぐ橋渡しができればと語った。
 また急遽、村井純常任理事が壇上に上がったのを皮切りに、阿川尚之総合政策学部長、徳田英幸環境情報学部長も登壇し、各々SFCの"eXtreme"さについて語った。

セッション

18:00過ぎからは、同フロア内のカフェにて懇親会が行われ、初代総合政策学部長である加藤寛名誉教授も参加した。来場者には神成淳司研究会の「ユビキタス農業」に関する研究から生まれたトマトジュースが振舞われ、加藤名誉教授が乾杯の音頭をとった。

懇親会

■SFC Open Research Forum 2008
11月21日(金)・22日(土)10:00-19:00
於:六本木アカデミーヒルズ40/六本木アカデミーヒルズ49(六本木ヒルズ森タワー40階・49階)