義塾水泳部競泳部門の立石諒選手(環4)は2日(金)-4日(日)、横浜国際プールで行われた、第87回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ水泳)に出場し、100メートル平泳ぎと200メートル平泳ぎの2冠に輝いた。


 立石選手はまず大会初日の2日(金)、100メートル平泳ぎの予選第8組に登場。1分01秒02で予選を1位で通過し、決勝はセンターコースである第4コースへと進んだ。
 同日行われた決勝では、前半から積極的なレースを展開。50メートルのラップでトップに立ち、若干差を縮められるものの、逃げきってこの種目2年ぶりの優勝を果たした。記録は1分00秒59。
 大会2日目は400メートルメドレーリレーにて義塾チーム第2泳者(平泳ぎ)を務めた。B決勝(9-16位決定戦)に進出した義塾チームは8チーム中7位で第2泳者の立石選手にリレー。ここで立石選手は100メートルを59秒84(非公式記録)で泳ぎ、6人抜きで義塾をトップに押し上げた。なお、その後義塾は順位を落とし、B決勝4位、全体として12位となった。
 最終日は2つ目の個人種目、200メートル平泳ぎに出場。立石選手は第6コースに入り、同じく世界水泳上海の代表で、昨年度この種目の優勝者、冨田尚弥選手(中京大4年)は隣の第5コースに入った。3日連続で出場していることもあり、若干温存気味に予選を泳いだ立石選手は2分13秒03で予選3位。予選1位は松島圭祐選手(中央大4年)。
 決勝ではまずライバル冨田選手が飛び出す。100メートルの時点で立石選手に1秒近く差をつける。しかし、ここから立石選手が追撃を始め、150メートルのタッチでほぼ並び、ターンで抜き去った。最終的には2位に1秒近く差をつけ、200メートルでも優勝を果たした。こちらも2年ぶりの優勝で、単独優勝は初。前半飛び出したライバル冨田選手は後半失速し4位となった。
 100メートルでは逃げ切り、200メートルでは鮮やかな逆転劇、そしてリレーでは義塾のためのごぼう抜きとまさに4年間の集大成にふさわしい活躍を見せた立石選手。秋学期、SFCに帰ってきた時には、是非賞賛の言葉を送ってほしい。