2日(日)、義塾野球部は春の慶早戦2回戦に臨み、W9-0Kで早稲田大学(以下、早稲田)に敗れた。これにより義塾の今季リーグ順位が確定。義塾は5位で春季リーグを終えた。


 1試合目は、W8-4Kで敗北を喫した義塾野球部。早稲田に勝ち越して、なんとしても勝ち点が欲しいところだ。
 もう負けられない2試合目、先発を任されたのは、山田貴大(環4)。今季は3試合に登板し、未だ自責点無し。好投が期待される。

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対する早稲田は吉永健太朗を先発に送り出す。

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試合は義塾の先攻から始まる。1回表、先頭バッターは佐藤旭(商3)。吉永の放った初球をレフト方向に弾き返し、二塁打となる。続く2番北村裕樹(商2)は凡退したものの、吉永健太朗のパスボールにより佐藤旭は3塁まで進塁。その後、四球も重なり、2死1、3塁のチャンスの場面でバッターは5番横尾俊建(総2)。しかし、ここは吉永健太朗に軍配。空振り三振に抑えられる。
 義塾、先制のチャンスを活かすことが出来ない。

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1回裏、早稲田の1番東條航を三振で抑えるものの、続く2番白澤俊輔にライトへのヒットを打たれる。その後、守備のミスも重なり、初回から1死3塁のピンチを招く。このピンチを切り抜けたい山田貴大だったが、3番中村奨吾にセンター前へのタイムリーヒットを打たれて先制点を許す。その後、5番茂木栄五郎のタイムリーヒットも続き、初回から2点を失う。
 義塾、前日に続きまたもや初回から先制点を早稲田に許してしまう。W2-K0
 3回裏、早稲田の猛攻は続く。先頭打者の1番東條航が出塁すると、続く打者の犠打、四球によって1死1、2塁とされる。ここでバッターは4番小野田俊介。これ以上の失点は避けたい義塾だったが、1ボールからの2球目を振り抜かれ、ライトスタンドへの本塁打となってしまう。W5-K0。

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ここで義塾はピッチャーを交代。先発の山田貴大を降ろし、加嶋宏毅(商2)を送り出す。加嶋宏毅は、先頭バッターこそヒットを打たれるものの、それ以降の追加点を許さない。

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4回表、義塾の攻撃、1死から5番山本泰寛(環2)がレフトへの二塁打を放ち、反撃のチャンスを作り出す。しかし、後続が続かない。2者凡退で得点を挙げることが出来ずW5-0K。

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その裏、早稲田の追撃が義塾を襲う。7番石井一成の左中間を破る二塁打から、1番東條航の三遊間を抜けるヒットでさらに追加点を許す。W6-K0。
 5回表、義塾の攻撃、2番堀野真(理4)が相手の守備の乱れから出塁。すかさず相手のエラーで二塁へと進み、反撃のチャンスを作り出す。しかし3番谷田成吾(商2)が三振に倒れ得点ならず。義塾、得点圏に走者を置くものの、早稲田の吉永健太朗の粘り強いピッチングを攻略できず、なかなか走者を生還させることができない。

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5回裏、義塾はピッチャー交代。継投として菊池達朗(環4)を送り出す。リリーフの菊池達朗は前日に続いて連投となる。しかし、先頭の3番中村奨吾に二塁打、4番小野田俊介への死球によって無死1、2塁のピンチ。ここで6番大野大樹に2点タイムリーヒットを打たれW8-K0。義塾、またもや追加点を許す。慶早戦2試合目も早稲田の大量得点により、一方的なゲーム展開となってしまう。
 6回裏にも1番東條航にホームランを浴びて、追加点を許す。W9-K0。

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何としてでも得点が欲しい義塾野球部。走者を置くものの、なかなか得点に結びつくヒットを打つことが出来ない。1回以降から3塁すら踏ませてもらえない厳しい状況が続く。

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最終回の9回表。早稲田の完封を止めて一矢報いたい義塾だったが、力及ばず、三者凡退でゲームセット。W9-K0で義塾は早稲田に敗れた。

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 義塾は再三走者を出塁させたものの、先発の吉永健太朗を筆頭とする早稲田投手陣のピッチングによって、適時打を出すことができなかった。
 義塾はこれで慶早戦2連敗となり、勝ち点を早稲田に譲ることとなってしまった。同時に今季リーグの最終的な順位が決まり、早稲田が4位、続いて義塾が5位となった。
 今季リーグ優勝校は明治大学。試合後は表彰が行われ、各部門の優秀選手か表彰された。

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なお、明日は試合がないため、授業は通常どおり行われる。