SFC-SFSの授業ページに塾生が提出したレポートの一部が学外から閲覧できる状態にあったことを、学事は25日(水)付けで発表した。


 学外から閲覧できる状態にあったレポートは、教員が、SFC-SFSで履修者同士が相互に閲覧できる設定をし、かつ、SFC-GC(SFCグローバルキャンパス)で授業映像を学外に公開していた授業である。一部の授業ではレポートに塾生の氏名や学籍番号などの個人情報が含まれており、これに気づいた学内関係者からの連絡で発覚した。これを受けて、大学側は6月28日をもって全てのレポートが学外から閲覧できない設定に変更した。

 

 学事担当者によると、もともと、SFC-SFSで履修者同士が相互にレポートを閲覧できる設定にした上で、SFC-GCで授業映像を学外に公開している場合、SFC-GCの授業紹介ページから履修者のレポートが閲覧可能なページにアクセスできるようになっていた。これは、SFC-GCにおける授業公開の一環であり、この仕様自体に問題はない。しかし、教員をはじめとする大学側はこの仕様を理解しておらず、レポート内に学籍番号や名前など個人情報を書き込む運用をしたケースも存在したようだ。学事担当者は「システム制作者と大学の間にシステムの仕様に対する認識の違いがあった」と説明している。