学生×地域の力で毎年盛り上がりを見せる七夕祭が、いよいよあす2日(土)に迫ってきた。SFC CLIP編集部は、第27回七夕祭実行委員会代表を務める福迫継地さん(環2)にインタビュー。今年の七夕祭について話を聞いた。

第27回七夕祭実行委員会代表 福迫継地さん(環2) 第27回七夕祭実行委員会代表 福迫継地さん(環2)

—— 今年度のコンセプト「八夕祭(はちばたさい)」について教えてください。

「はちばたさい」ってよく読めましたね(笑)。「七夕祭」は漢数字の"七"を使っていますが、そこに1を足しての「八夕祭」です。思い出、出会い、発見なり、来場者の方に何かひとつ持ち帰っていただけたらなという気持ちを込めて、このようなコンセプトにしました。

各企画や装飾も去年よりも何か1つ新しいポイントを掲げて作っています。新しいもので言えば、SBCセンターを使った「SBC企画」が生まれました。風鈴作りのワークショップや、SBCセンター前の諭吉像のスペースを使ったSFC版の人生ゲームを開催する予定です。人生ゲームの方は、体育留年するとか、そういうネタを盛り込んだりもしています(笑)。

—— 他の新しい企画に「サークル夏の陣2016」がありますが、こちらはどのような企画ですか?

去年は「サークル対決」という名前で同じような企画をやっていましたね。やはりサークル同士で何か対決をした方が盛り上がるのではないかということで考えられた企画です。学生主体の企画で七夕祭に盛り上がりを吹き込みたい思いがあります。

今年は対決ものに力を入れていて、お笑いの対決企画「お笑い慶早戦」もあります。早稲田大学と慶應大学が、決められたお題で勝負します。

—— 「縁日」も、学生が主体となってやっているんですか?

そうですね、「縁日」は学生主体の企画です。ですが、地元の方々も参加してくださっていて、今年は3団体が模擬店を出店してくださいます。毎年行っている「浴衣着付け」も実は地域の方々がやってくださっていて、かなりお力添えをいただいています。浴衣着付けに加えて、やぐらとステージの設置もすべて地域の方々のご協力をいただいて行っているんです。やぐらは今年で立て始めて25年になるそうで、SFCができた頃からのお付き合いになりますね。

—— 七夕祭は、地域の方々とのつながりがとても強いお祭りなんですね。

はい。遠藤3大祭り(遠藤あじさいまつり、遠藤竹炭祭、小出川彼岸花まつり)というものがあるんですが、七夕祭実行委員はそちらにも毎年参加して、地域の方々と交流を深めています。ついこの前も遠藤あじさいまつりに参加してきました。

慶應の6つの学園祭の中でも七夕祭だけは大学から運営資金をもらっておらず、地域の方々からの協賛金で運営しているんです。そういった意味でもつながりは強いですね。七夕祭は、学生と地域の方々で創り上げるお祭りです。

—— 実行委員として、「ここが見どころ!」というものはありますか?

もちろん七夕祭を全部楽しんでいただきたいというのはありますが、やはり一番の見どころは夜に打ち上げる花火です。花火を打ち上げる前の時間にも、毎年力を入れています。今年は光るブレスレットを配布するんですが、男子には青、女子にはピンクと色分けをして、司会者の呼びかけに答えてもらう企画を予定しています。ちょうど辺りが暗くなってくる時間帯なので、それを利用して、色の盛り上がりというのでしょうか、そういったものも見せられるのではないかと思っています。 (※花火の打ち上げは19:34以降の予定)

—— 最後に、来場者の方にメッセージをお願いします。

七夕祭は他の学園祭とは毛色が違い、学園祭というよりも地域のお祭りとしての位置付けの方が強いんです。来場者にも、地域のおじいちゃんおばあちゃんや、家族連れの方々がすごく多くて。そういったこともあって学生も地域の方々も楽しめるようなお祭りを目指しているんですが、今年は企画内容もとても充実していて、まさにそんなお祭りになっていると思います。ぜひ、みなさんに一体となって楽しんでほしいですね。そして最後は、鴨池に集まって、花火を見届けて、幸せな気分でお帰りいただけたらと思います。

今年は七夕祭+1で「八夕祭」ということで、去年よりもっと楽しいお祭りになっていることは保証できるので、ぜひお越しください。あと、花火はぜひ、浴衣で(笑)!

—— ありがとうございました!

昨年の七夕祭の様子 昨年の七夕祭の様子

去年は七夕祭当日にあいにくの雨が降ってしまったが、今年はくもりの予報となっている。初めての七夕祭という人も、毎年楽しみにしているという人も、例年の七夕祭とは違う「+1」を体験しに、足を運んでみてはいかがだろうか。

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