18日(木)ι11で、今学期から開講されている孫福弘研究室のゲストレクチャーとして、SFC2期生で、現・楽天株式会社取締役副社長の本城慎之介氏が講演を行い、悪天候にも関わらず約40人の学生が会場に足を運んだ。故・関口一郎教授の告別式で、孫福教授と本城氏との間で、研究プロジェクトについて話題になり、今回の講演会が実現したという。

楽天株式会社福社長・本城慎之介氏
 本城氏は、親しみやすい口調で「起業」「『事業』と『組織』」「ベンチャー」「3つのキーワード」の4つのテーマについて述べた。
 「『事業』と『組織』」では、「大切なのは『誰』と『どのようにやるか』ではなく、『自分自身』で『どのように』やるかだ。アイディアやビジネスモデルはどうでもいい、それを実行できるかが重要なんだ」と、これまでの自分の教訓を述べ、結論として「SFCに存在しているだけでは何の意味も価値もない。自分がSFCでひとりの人間としてどれだけアウトプットできるかが大切だ。私は自信過剰で自意識過剰だが、だからこそ今の成功につながったと思う」と、SFC時代の自分の功績や楽天の成功までの道のり、今後の目標などについて熱く語った。
  孫福研究室では講演会の様子をビデオに収録しており、興味のある人は問い合わせて欲しいとしている。孫福研究室では講演会の様子をビデオに収録しており、興味のある人は問い合わせて欲しいとしている。
※2004年12月追記
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《本城慎之介(ほんじょう・しんのすけ)氏》
1972年北海道生まれ。SFC2期生で「秋祭」の創始者で現在、楽天(株)取締役副社長。塾大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、現楽天(株)社長の三木谷浩史氏とともに、オンラインショッピングモール「楽天市場」を開始した。