30日(金)、「ポップメディア史」のゲスト講師として、お笑い芸人のホーキング青山氏が担当講師の中森明夫氏との対談を行った。両手両足が不自由で車椅子に乗っている青山氏が登場した瞬間、ほぼ満員のθ館に戸惑いの空気が流れた。しかし、青山氏の漫談が始まるにつれて、徐々に会場にも笑いが起こり、講演の後半では学生からも多くの質問がなされた。


 青山氏は自らの障害、また経験をネタとして、お笑い活動を行っている。「養護学校はネタの宝庫」と断言、またタブー視されてきた身障者の恋愛、セックス事情に関してもネタとして明るく話し、「他に比類なきジャンルの笑いの確立」を目指し活動を行っている。 
 講演では、「障害者とお笑いが結びつかず、漫談中もずっと泣いている人もいる」「お笑い芸人なのに、お笑い番組でなく、ドキュメンタリー番組ばかり」と現状を語った。