囲碁棋士の梅沢由香里四段(28)が、サッカーJ2川崎フロンターレの吉原慎也選手(23)と11日(金)に結婚した。梅沢さんは、SFCの3期生(96年卒)で、92年に、いわゆる囲碁AOで入学。SFC生時代には、渡辺利夫助教授のアドグルと熊坂賢次研究室に所属していた。囲碁・将棋サークルの副代表として活躍し、95年にプロ資格を取得。ラップトップPCは、UNIXがインストールされた東芝のダイナブックを使用し、レポートもLaTeXで書いていたというエピソードもある。


 今後も仕事は続ける予定で、今年の目標は5段に昇格することだという。最近は少年ジャンプで連載中の漫画「ヒカルの碁」の監修もしており、囲碁の普及にも力を入れている。また、日本経済新聞社「日経MJ」にエッセイ 「悠遊自適」の連載もしている。
【梅沢由香里(うめざわ・ゆかり)さん】
1973年、東京都生まれ。1996年、塾大学環境情報学部卒業。大学在学中の95年12月にプロ資格取得。卒業後、NHK教育テレビ「囲碁の時間」に司会として出演。著書に「梅沢由香里流 すぐに打てる九路盤」「みんなの囲碁入門」など。