昨年秋のAO(アドミッションズ・オフィス)入試の1期(*)で、一部の志願者が受験できない不利が生じた問題について、今年度のAO入試では全ての志願者が平等に受験機会を得られるよう、改善策が施行されることが、CLIPの取材により分かった。


 AO事務局からの回答は以下のようである。
 4月入学1期選考に出願する2期制高校出身者の調査書の扱い
 「調査書は3年の1学期または前期の成績評価が記載されたものの提出が必要です。ただし、1期選考に2期制高校を卒業見込みで出願する者で、前期終了の成績評価が間に合わない場合は前期中間までの評価を含むものを提出してください。また、前期中間での評価を実施しない高校の場合は、2年までの評価と3年での履修科目を標記したものを提出してください」以上の扱いにより受付をさせていただきます。この件について不明なことがらがありましたら当方までご確認ください。
 なお、詳しくは5月下旬発行予定のAO入試要項を参照のこと。
 昨年秋のAO入試において、受験生の在籍高校が春秋の2学期制度を採用している場合、4月入学生向けに年2回募集されるAO入試のうちの、1期募集を受験することが出来ないケースが生まれていた。AO事務局はその理由を、応募書類の調査書に記載されている成績が、仮評定であったこととし、昨年度塾全体の日程が変更された  ために起きた現象だと説明していた。それに対する受験生の問い合わせに関して「予想以上に反響が大きかった」(AO事務局)として、改善に取り組んだ。
【2学期制】
 SFCと同様の、1年を春学期(前期)と秋学期(後期)で構成する学期制。
 
「1期」に関して:本来はローマ数字で表記しますが、メールで使用できる文字の制約上、ここでは「1期」と表記しました。