23日(月)、湘南メディアビレッジプロジェクトによるクリスマス上映会が藤沢市産業センター(藤沢市藤沢)にて開催された。湘南メディアビレッジプロジェクトでは、高橋恭子研究室などの学生有志が湘南をモデル地域にして、ブロードバンド時代の「市民の映像によるまちづくり」活動を行っている。今回の上映会は、このプロジェクトがすすめる「市民ディレクター講座」の第2期の最終発表会にあたり、スタッフ、一般参加者合わせて約40人が集まった。


 上映会では、高校生や主婦などを含めた講座の参加者が制作した9本の映像作品を上映したほか、会場のクリスマス装飾、冒頭には藤沢市の同好会による三味線の演奏が行われるなど、趣向を凝らした雰囲気作りも見られた。
 また当日は、予定されていた2名のゲストの内1名が直前に来られなくなり、来場していたメディアプロデューサーの松本幸之氏が急遽ゲストになるといったハプニングなどがあったものの、上映会の充実した内容に会場は終始穏かな雰囲気に包まれた。
 SFC CLIPの取材に対し、以前からこのプロジェクトに注目してきた松本氏は、「作品の質が予想以上に高くなった」と答え、もう一人のゲストである元TBSの下村健一氏は、「『アマTV』ではなく、『市民TV』として、よそ者の取材には負けないという、積極的姿勢でこれからも頑張ってしい」とメールにてコメントを寄せた。
 上映会企画担当の齊藤裕子さん(環1)は、「機材のトラブルなど、準備不足な点に、悔いはあるものの、全体に楽しい雰囲気であったことは良かったです。この上映会でプロジェクトがまた一歩進んだと思います」と今後への展望を語った。

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