5日(火)に旧学生ラウンジに正式オープンしたSUBWAY。待望のオープンに、昼時になると長蛇の列ができる。SFC CLIPでは今回、慶応大学SFC店店長の栗林梨奈さんと、茅ヶ崎店店長の浅岡太樹さんにインタビューを行ったが、初めて聞くSUBWAYに関する話に、驚きの連続であった。


「SUBWAY」とは、どのようなものでしょうか?
 1965年に、アメリカのコネチカット州で、フレッド・デルーカさんという、当時17歳の学生が、大学の学費を自分で何とかしようと、小さなサンドウィッチショップを開いたのが始まりです。街でサンドウィッチショップが流行りだしているので、自分でやってみようと、叔父のピーターバックさんが出資して、第一号店がオープンしました。その後試行錯誤を繰り返し、全世界で、80ヶ国、2万2千店舗になりました。まさにフレッド・デルーカさんは、アメリカン・ドリームを実現させた人とも言えるでしょう。
 日本にやってきたのが、10数年前で、サントリーさんが8割出資して、残り2割がファーストキッチンが出資し、SUBWAYジャパンを立ち上げました。
 SUBWAYの意味ですが、「地下鉄」と思われがちですが、実は違います。SUBは、サブマリン、つまり潜水型のサンドウィッチから来ています。WAYは、皆様にあった方法で、という意味です。SUBとWAYがそれぞれ色が違うのに、気づかれたでしょうか。
 慶應大学SFC店は、大学の構内に出店したケースとして、日本で初めてです。意外なことに、店舗のサイズはおそらく日本一ではないのでしょうか。普通、20坪くらいの小さな店舗でやっていくのがスタンダードです。
 家具は、インテリアデザイナーの教授が、特別にデザインをされていて、イタリアのカッシーナのものなんですよ。お高いものです。慶應大学SFC店は、世界一高級なSUBWAYでもあるかもしれませんね(笑)。
どのような商品が置いてあるのでしょうか
 メニューの商品は、主にサンドウィッチですが、他のサンドウィッチのお店と大きく違う点は、毎朝ブレッドを焼いているという点です。つまり、実はうちはパン屋さんなんですよ(笑)。朝の5時に来て、毎朝パンを焼いています。SFCにもオーブンがあって、奥で焼いています。SFCのパン工場というところですかね。
 また、実は実家が八百屋さんなんで、そこから毎朝野菜を仕入れているんですよ。市場直送ですね。それとマフィン・パイなどの、甘いデザートもあり、既存店のメニューとは、変わらない、フルサイズの運営です。
SUBWAYでの注文の仕方を教えてください
 まず、ブレッドを選んでもらいます。ゴマの付いたセサミ、オーツをトッピングしたハニーオーツ、スタンダードなホワイト、小麦胚芽が入ったウィートから、選べます。
 チーズも2種類あり、スタンダードタイプ、チェダータイプ、またゴルゴンゾーラが混合されたクリームチーズから選べます。
 野菜は6種類ありますが、ピーマンやピクルスを抜いたり、お好きな方は無料で増やすこともできます。最初からかなり大盛りに入っているんですが(笑)。
 味付けも、レギュラー、バジルオイルなどに6種類あります。それら組み合わせによって、是非皆様のお好みを作り上げていただければと思います。
 サンドウィッチは、大きくわけて3種類あり、ベーシック、セレクト、6アンダー8というのがあり、6アンダー8は、日本のSUBWAYで押している商品群です。この6種類のサンドウィッチは、脂質が8グラム以下、というものです。成人の方は20グラムくらいが一日の摂取量なのですが、これは8グラムに抑えられるというのは、かなりヘルシーですよね。病院食にもなりうるんですよ。
オープンしてまだ数日間ですが、売れ筋商品というのはありますか?
 ケイジャンチキン、テリヤキチキン、シーザーBLTサンドが、よく売れています。えびシーフードと、えびタルタルというのが、今の時期お勧めとなっております。パッケージもピンク色で、大変おいしく、今日も出てました。
開店時間は?
 平日は朝の9時から夜の22時まで営業しています。土曜日は9時から14時までです。一ヶ月の様子をみて、大学と協議して、今後どうするかを決定します。
最後にコメントがあればお願いします
 まだオープン直後ですが、沢山の方にご利用していただいて、大変お待たせして申し訳ないという気持ちもありつつ、並んでまで買っていただいて本当に嬉しく思います。お昼の時間帯は、ランチセットということで、作り置きのサンドウィッチを置いていて、価格が若干高い400円代のサンドウィッチと、Sサイズのドリンクが付いて、500円という価格で提供しております。休み時間が少なく、急がれているお客様に対応して作っておりますので、そちらもご利用ください。なお、SUBWAYではアルバイトの募集もしています。