12日(火)4限、θ館で行われる「データ獲得法」の授業で、生物学研究者である内藤靖彦氏が講演を行う。内藤氏は、南極を中心に極地の生物研究をしており、南極越冬隊長の経験もある、バイオロギングサイエンスの分野の世界的パイオニア。


 内藤氏を中心とするグル?プは、生物のからだに装着する計測デバイスを開発し、動物達の水中での生態を可視化することに取り組んできた。それにより、動物達の潜水能力やそれを可能にしている仕組みなどが明らかになってきた。「最新情報化技術が明らかにする海の動物達の驚異の生態」をテーマとする今回の講演では、計測方法の進歩、そこから得られた結果や今後の見通しを語る予定。
《内藤靖彦氏プロフィール》
国立極地研究所名誉教授,総合研究大学院大学名誉教授,バイオロギ ング研究所 所長
昭和40年 東京水産大学水産学部漁業学科 卒業
昭和46年 東京大学大学院農学系博士課程水産学専門課程 修了
第二一次南極地域観測隊越冬隊
第二五次南極地域観測隊夏隊(副隊長)
第二七次南極地域観測隊越冬隊(副隊長兼越冬隊長)
第三一次南極地域観測隊越冬隊(観測隊長兼越冬隊長)