独立法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する、2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業において、須子善彦さん(政・メ博士課程)が「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定された。須子さんはSFC CLIPに対し、以下のようにコメントを寄せた。


 未踏ソフトウェアでは、Social Trust Networking、一言で言うと「SNSによるユーザ間センスの近さを利用したブログリーダー」を開発しました。友達の中でセンスの近い人同士が、それぞれ興味を持ったブログ記事を自動的にリコメンドしあうことを実現するものです。
 この活動は、私が代表をしております村井研のnecoという研究グループのメンバーを中心に進めてまいりました。他のメンバーのがんばりや、SFCの支援者のみなさんのおかげで、この度、スーパークリエータとして表彰されることになりました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 現在、このサービスは、招待制のサービスとして運用テストを行っておりますが、数ヶ月中には、みなさんに広く使っていただけるものになる予定ですので楽しみにしていてください。
 私達、村井研necoでは、SNSの「次のカタチ」を目指し、インターネットにおけるコミュニケーションをより人間主体のものにしてゆく研究・実践活動を行っています。例えば他にも、知人間で聴いている音楽を共有することで、センスの近い人から音楽のリコメンドを得られるシステムなどを、音楽系のベンチャーと共同開発しています。こちらも数ヶ月中にみなさんに使っていただける予定です。
 このような活動に興味のある方は、ぜひぜひ一緒に活動しましょう!
 なお、須子さんが代表をつとめる「ユーザ間の主観的センス共感度を用いたWeblog検索システムの開発」事業は、昨年12月に未踏ソフトウェア創造事業に採択された。