SFC生が日常として行ってきた授業中の飲食。waseda隊員は前回の調査で、それが世界の非常識でないのかという疑問に直面した。そこで今回は、世界の常識というものを調査すべく某W大学に潜入した記録をお届けする。


 まずはある日の12:10まで行われている授業を覗いてみた。SFCでは空腹に耐えられなくなった学生が飲食を始める時間である。

意外と真面目でした。
 まず驚いたのは、パソコンを開いている学生がいないことである。その代わり、紙のノートに書き込んでいる。ペンを握らないSFCの特殊性を再確認した瞬間である。そして、飲食をしている者は一人もいなかった。もっとも、ペットボトルを机に置いている学生は多かったため、飲むことは日常として行われているようである。
 授業後、講師に話を聞いてみた。
隊員「SFCをご存知ですか?」
講師「いえ、知りません」
隊員「………。」

悲しいけど、これが現実なのよね。
隊員「授業中に飲食をしている学生はいますか?」
講師「大教室だと後ろのほうで飲み物を飲んでいる学生もいますが、食べ物はあまりいないと思います」
隊員「もし何か食べている学生を見たらどう思いますか?」
講師「気持ちとしてはあまり良くないですよ。それはやっぱりこっちが一生懸命話しているときですからね。良い態度とは思いません。ただ、授業に引き込めていないという我々の責任でもあるのかも知れません」
隊員「もしSFCで授業をすることになった場合、飲食禁止を明言しますか?」
講師「学校の制度を変えなくてはいけないと思います。やはりお昼休みは50分くらいとるべきでしょう。20分しかない状況でダメだと言うのでは、学生が可哀相ですね」
 次に、SFCで飲食が多発する13:00からの授業を覗いてみた。

今回の取材で見た唯一のパソコンです。
 やはりこの授業でも、飲むという行為はあっても食べるという行為を見ることは出来なかった。その代わり4分の1(30/120)が寝ており、それはSFCであまり見ることのない光景であった。ソリティアが出来ない状況では寝るしかないのだろうか。
 実は前回記事の配信後にSFCの教員から意見をいただくことが出来た。次回はそういった現場の声を取り上げる予定だが、学生からの意見もいただきたい。コメント欄やメール([email protected])を利用して送ってもらえれば幸いである。