7月1日(土)、SFCにて第17回七夕祭が行われる。開催時間は12:30-19:30。恒例となったフリーマーケット、縁日、模擬店には100以上の出店が予定されており、昨年から1000人増となる約一万人の来場が見込まれている。


 祭前日の30日(金)、キャンパスでは七夕祭開催に向け着々と準備が行われていた。SFC CLIP編集部では、七夕祭実行委員代表の黒川 彰さん(環2)に、今年の七夕祭の見どころを聞いた。
–七夕祭実行委員会とその活動について教えてください。
 私たち、七夕祭実行委員会は1、2年生あわせて50人前後からなるプロジェクトです。中心となって企画に取り組むのは主に2年生ですが、3、4年生の先輩方にもOB/OGとしてイベントをサポートしていただいています。
 七夕祭は今年で17回目の開催を迎えますが、初期の頃から一貫して夏祭りのような雰囲気作りを大切にしてきました。今年はそれにプラス「和」つまり、地域の「輪」と日本らしさの「和」というコンセプトを掲げ、七夕祭当日に向けて全力を尽くして準備をしてきました。
–黒川さんが七夕祭実行委員長になられた動機は何ですか?
 まず、サークル、コミュニティとして七夕祭実行委員会が楽しく、七夕祭が大好きでした。また、祭りの伝統を自分が受け継いだうえで、新たな一歩を踏み出し、後の代に伝えていけたらいいなと思い、実行委員長を務めさせていただきました。
–七夕祭について昨年からの改善点などはありますか?
 毎年、反省点はカバーしきれないほど多く生まれてしまいます。たとえ昨年の反省を活かせたとしても、また一昨年の失敗を繰り返してしまうといった具合にです。
 運営は2年が中心なので、後輩の指導や企画での経験不足があるのだと思います。それでも、少しでも七夕祭を盛り上げようとみんな全力で頑張っています。
 昨年の七夕祭が終わった後の7-9月では反省会を行い、昨年12月には今年の代表、役員を決定し、明日にむけて準備してきました。
–七夕祭を運営する為の資金はどのようにまかなっているのですか?
はい、基本的に大学のほうからは資金提供がないので全て自分達で調達しなければなりません。今年も地域の皆さまから多くの出資をいただきました。
 具体的には、藤沢や茅ヶ崎の企業、商店、幼稚園などで地域の方々に短冊を書いてもらい、その過程で渉外活動を行いました。17年間の伝統ある行事ということもあってみなさんのご理解、ご協力が得られ、本当に感謝しています。
–今年の注目企画とその詳細について教えてください。
 やぐらや花火などは初期の頃からずっと続いている定番企画です。それに加えて今年は、SFCの学生、教授、それに地域の皆さまから集めた星型の短冊を大学校内のκ館、ι館の渡り廊下につるして「天の川」を作るという企画があります。あとは、浴衣コンテストも予定していますね。
–最後に、七夕祭への意気込みをお願いします。
 
 とにかく晴れてほしいですね。そして私たち実行委員の自己満足で終わることなく、来場者の皆様に「和」や「夏祭り」の雰囲気を感じてもらえればと思っています。
 七夕祭は資金的にも、規模的にも年々大きなものとなっています。祭りはまだまだ成長段階にあるんです。この素晴らしい伝統行事を楽しむと同時に、後の代にも伝えていきたいです。
–ありがとうございました。